いたずらハロウィン6

畳にまことを押し倒し、その上に乗り上げた幸村は、破れたシャツの合間から覗く、真っ赤に膨れ上がった左の乳首をねっとりと嘗め回していた。
やっと直接触れることのできた乳首を唇で柔らかく挟み、舌先で固くなっている乳頭をぬちぬちと捏ねる。
猫の耳はへたりと伏せられているが、それが哀れだとはもう感じない。
吹っ切れて捕食者となった幸村が、伏せられぷるぷると震える耳の小さな穴を犯すようにほじっていると、すぐ隣でぱたぱたと畳の上をのた打ち回る黒い尻尾に気が付いた。


まことは幸村の容赦のない愛撫に、ひにゃひにゃと情けない鳴き声を上げることしかできなかった。
熱い舌が直接乳首に触れ、ぶっちりと育っているそれをコリコリと噛まれた時、まことは甲高い叫び声を上げて一瞬気を遠くした。
射精してしまったかと思うほどの衝撃が腰に走ったが、先走りが射精のようにぴゅるぴゅると飛んだだけで今だペニスはがちがちと固いままだ。
出したい、射精したい、とまことは腰を揺さぶるが、幸村は乳首を舐めるのに夢中で全然気が付かない。
ゆきむらしゃん、もうだめにゃのぉ、ゆるしてぇ、と啜り声を上げると、耳を扱いていた手が止まる。
はぅ、とやっと息がつけたまことだったが、身体の力を抜いたところを今度は別の衝撃が襲う。
ぐっ、と加減なく握られたのは、今まで必死に快感を耐えるために畳を擦っていた尻尾だった。
握られた途端、掴まれたところから尾の付け根、尻の谷間、そして奥のひくつく穴へ向かいビリビリと激しい電流のようなものが流れ、まことは足をビクンと跳ね上げさせる。

「ひっ?!っは、にゅっ、くひぃ、」

ぎゅう、と尻穴が締まり、ぴんと伸びた爪先が痙攣する。
口をぱくぱくと魚のように開閉して言葉にならない声をあげるまことに、幸村は満足そうに口の端を上げて笑うと再び唇を胸元に落とし、左手は耳を、右手は尻尾をガシガシと扱き始める。
ペニスを扱かれているのとは違う、尻穴の中を直接幸村のその固い手で扱かれているような今までに感じたことのない快感に、まことは爪先を丸めてバタバタと宙を蹴る。

「ひぃ、ひっ、すご、じんじんって、お尻のあなぁ!じんじんってするにゃぁ・・・!あ、うそ、でてるっ、おしりからもとろとろって、とろとろでてるにゃっ!にゅっ、もうだめぇっ!っふ、いくぅ、イクっ!イっちゃうのっ!まこ、しっぽでイっちゃうのぉ!」

尻尾を扱かれると尻穴の奥がじんじんと熱くなり、そのひくつく穴から粘液が糸を引き溢れ出てくるのに、こんなの知らない、おしりからとろとろ出ないのにぃ!とまことは鳴き声を上げる。
じんじんと疼く尻穴と込み上がってくる射精感に、たまらずまことは後頭部を畳に擦り付け、背中から尻を浮かし腰をがくがくと突き出すと、めくれ上がったシャツからはみ出ていたペニスが、ぬる、と幸村の股間に擦りついた。

「っく、まこと殿は、猫になると随分とやんちゃでござるなっ、」

その感触に、まことだけではなく幸村も腰を揺らす。
必死にペニスを何かに擦り付けようとしているまことを見下ろすと、はっはっと荒く息をつきながら体を起こしてベルトに手をかける。
まことは急に解放された耳と尻尾に、今にも噴き出しそうだった射精感が薄くなっていくのを感じ、切なくなって身をよじる。

「にゃぁあ!にゃんでっ!ゆきむらさんっ!今日のゆきむらさんいじわるにゃのぉ!んっ、まこ、もうイクのにっ、にゃんで、にゃん、で・・・」

ぼろぼろと涙をこぼしながら幸村を見上げたまことは、目に飛び込んできた光景にひゅぅ、と息を飲む。
まことの足の間に座り込んだ幸村が、下着の中から隆々と猛ったペニスを取り出していた。
血管が浮き出た長いそれは先走りで濡れていて、蛍光灯の明かりを反射して鈍く光っている。
亀頭がぐんと張り出ていて、あれでいっぱい中を突かれたら・・・と思うだけでまことはまた尻穴から粘液を溢れさせた。

「ひにゃ、ゆきむらさん、おちんちん、いれちゃうの?まこのおしりに、おちんちん、いれちゃうのぉ・・・?んぁ、おしり、きゅんきゅんってするの、まこ、まこのおしり、おちんちんほしいって、きゅんきゅんするのぉ・・・」

冷静に考えると、馴らしてもいない尻に幸村の剛直が入るわけがない。
しかしまことは足を開くと自ら震える尾を掴み、ゆるゆると扱いてひくつく尻穴を幸村の眼下に晒す。

「ゆきむらさんっ、みて、まこのお尻のあなっ!ひくひくするのっ、尻尾こすると、おしりのあな、ひらいちゃうのぉっ、」

ぱっくりと開いた穴から、粘液が糸を引いて溢れ出す。
そこをじっと見つめていた幸村は、ごくりと喉を鳴らしてまことに飛びかかるように腰を抱き寄せた。
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