heat watching2


真田さんという人は、今日の夕方、祭事研究会の部室のロッカーの中に潜んでいるという・・・。
あの猿飛さんという人が何やらうまいこと言いくるめてくれたらしい。
その真田さんに見せつけるように、僕と慶次先輩がいちゃいちゃする、というのが今回の作戦・・・らしい。
当事者のはずなのに、どこか他人事のまことはそれでも授業を抜け出して女の子の服に着替えに帰った。

先輩からは「まこはどんな格好でもかわいいけどさ、できたらスカート穿いてきてよ。あー、でもこの前の尻肉がはみ出てるホットパンツもイイけれど・・・いや、やっぱスカート!うん!」とあっけらかんと頼まれた。
女の子の格好をしたままいちゃいちゃするのか、それともあの猿飛さんが言った「ぐちょぐちょ」までやってしまうのか・・・。
ふんわりしたスカートの下、かわいらしいパンティの中のペニスは少しだけ反応してしまっている。

「・・・はずかし・・・」

ちょっと、期待してしまっている自分がいるのは確かだった。
夏祭りの夜に花火の咲く夜空の下、着慣れていない浴衣姿で・・・と言うとなんだかロマンティックだが、ようは外で女装セックスをしてしまった。
あれがすごく、すっごく気持ちよかったのだ。
下品でいやらしい事を口に出して言う事にも慣れてきた頃だったし、外で女装プレイというのは新鮮だったのだ。
慶次先輩に感化されて、自分もちょっと特殊なプレイにはまってしまっているのかもしれない。
もしも今日も『いちゃいちゃ』だけじゃなくて『ぐちょぐちょ』までいってしまう事になったら・・・。
そこまで考えて、まことはぼわんっと真っ赤に染まった頬を両手で挟んで、照れながらぐにぐにと揉んで誤魔化した。
最初のセックスが自分が慶次を襲う逆レイプの形であり、それに激しく感じ入った事を棚に上げているまことだった。




えてして、まことの期待は外れなかった。
部室に足を踏み入れ、中で待っていた慶次と目が合った瞬間から、まことは周囲に流れる甘い空気にうっとりと瞳を蕩けさせ、その厚い胸板に寄り掛かった。
慶次が部室に鍵をかけるのと同時に、まことは小さく背伸びをしてうっすら笑みを刷いている唇にチュッと小さくキスをした。

「ははっ、今日のまこ、めちゃくちゃかわいい、・・・なんか甘えたになってねぇ?」
「・・・ン、だって・・・だってぇ・・・」

『今から、普通じゃないセックスをするんでしょう?』なんてひと目があるところで聞けるわけもなく、イヤイヤ、と慶次の首筋に頬を、額を擦りつける。
そう、ひと目があるのだ。
ちら、と壁際に視線をやると、ずらりとロッカーが並んでいる。
あれのどこかに、あの男、真田幸村が入っているのだ。

「ん、んっせんぱい、せんぱいすきぃだいすきぃ
「ああ、まこ、俺もまこの事、好き、すっげぇ好き・・・特に、まこの、ココとか・・・」

先輩の大きな手でくい、と顎を上げられ、そのまま親指で唇をなぞられる。
ぞくぞく、と背筋に走るくすぐったいような快感をこらえていると、もう片手が背筋をなぞるようにして腰元に降り、そして柔尻に到達した。

「はぁあ・・・
「ココも、すっげぇ好き・・・まこの身体はどこもかしこも柔らかくって、全部かわいい・・・」

そのまま大きな手が、むにゅぅ、と尻肉を鷲掴かむ。
スカートの上から柔い尻肉をむにゅ、むにゅぅ、むにゅむにゅ、と揉みしだかれ、熱い吐息を漏らしていると、今度はその唇を奪われる。

「ンッ、んふっ、ふっんっ

先輩の厚い舌が唇を舐めれば、すぐにまことはぱっくりと口を大きく開き、キスを深めるように首を傾ける。
先輩の唾液と一緒に舌がめいいっぱい口の中に入って来る。
まことはいつも、その舌と自分の舌をにゅるにゅるとしごきあわせる所までは出来るのだが、その後先輩の舌に自分の舌の表面をツゥ、と舐められたり、上あごをチロチロと舐められるとどうにもダメになってしまう。
にゅる、くちゅ、ちゅぱっ、と濡れた音を立ててキスをされ、尻肉を揉みこまれ、まことの足はいつもの通りカクカクと震えてくる。
いつもならこの後はベッドに横になり、お互い服を脱いでいちゃいちゃとセックスするのだが、しかし今回はベッドのない部室なのだ。

「ン、まこの足、ガクガクしてる。キス気持ちよかった?」
「き、きもちぃ、きしゅ、きもちぃのぉ・・・

唇を離して涎まみれの口元を拭われると、まことは優しく肩を掴まれ、トン、と背中を壁に押し付けられた。

「けいじ、しぇんぱい・・・?」
「そのまま、そのまま・・・」

はふ、と一息つけて冷静になった頭で『どこに真田さんはいるんだろう・・・』と対面のロッカーを見回していると不意に足元がスウッと涼しくなった。

「え、ひゃぅ?!ひゃぁああぁああっ

ふわり、とスカートの中に風が入ってきたと思った次の瞬間には、ペニスがパンティごと熱い何かに覆われていた。
慌てて下半身を見下ろすと、慶次先輩が足元にしゃがみこみ、スカートの中に頭を突っ込んでいた。
この熱いのは先輩の口の粘膜で、おちんちんの先っぽをくじっているのは先輩の舌だ。
思わず内股になり腰を引くが、すぐ後ろは壁で、逃げ場などないに等しい。

「ひゃっって、ま、まってっ!だめ、だめだめぇっ

甘い声が大きく漏れてしまい両手で口元を抑え込むが、それよりも股間で動く先輩の頭を止めるべきだ、と慌ててスカートの中で動く頭を両手で抑える。

「ン、まこのクリトリス、ビンビンになってるけど?舐められんの、イヤなの?」
「へっ?」

スカートの中から、くぐもった声が響いた。
その内容があんまりにもあんまりで、思わず間抜けな声が漏れた。

「ほら、皮、向けて真っ赤なさきっぽ見えてる」
「え?へ?っ、きゃぅっ?!」

ジュルッ、とスカートの中から濡れた音がした。
先輩の言うクリトリスとはまことのペニスの事で、その『皮が剥けて丸見えな真っ赤な先っぽ』の部分を舐られたのだ。

「ンッ、ンッしぇんぱ、しぇんぱ、そこっ、そこらめっ
「ン?ソコ?・・・はは、超でっかくなってる・・・まこ、コレ、なに?コレ、ビンビンの、どこいじられてんの?」

コレと言いながら、敏感な亀頭の先の尿道の穴を先輩の指がクリクリと刺激する。
スカートの中からクチュクチュクチュッと濡れた音が立ち、先走りが溢れてしまっているのだ、とまことは顔をますます赤くする。

「ひっひぁらめ、さきっぽ、さきっぽ、らめ、そこ、そこはっまこの、く、く、クリトリスですぅ

恥ずかしいセリフを叫べば、よくできました、というようにペニス─クリトリスの先にぢゅっと激しいキスをされる。

「んふふっ、そうそう、んじゃぁまこのココ、どうなってるかわかる?」

ちゅっぢゅっぢゅぱっちゅっと皮を剥かれた亀頭が何度も何度も先輩の唇に咥えられ、優しく扱かれては吸引され、まことは「あひぃぃ」とだらしない顔をしてカクカクと腰を振り始めてしまう。

「あひっぼっき、まこのくりとりす、勃起して、ちんぽ、おちんぽになってるの!クリちんぽっ!勃起クリちんぽになってますぅうっ!勃起クリちんぽっ、きもちぃっ!しゅごくきもちぃでしゅっ

足が痙攣しはじめ、立っていられなくなり背中を壁につけると内股になっていた足が大きく開かれている事に気が付いた。
自然、腰が前に突き出される格好になり、大股を開いて腰を突き出しスカートの中の男に勃起したクリトリスを舐めしゃぶられている、という事に倒錯的な快感を感じ、まことはペニスに感じる快感とはまた別の、脳を犯される快感に、身体を震わせる。

そして、ハッと気が付いた。

今はそれだけじゃない、こんなはしたない格好を他人に見られているのだ、と目の前に並ぶロッカーに視線をやった。

『っ、っ!どこかでっ、あの精悍な、男の人が、まこの、この、やらしぃ、げひんな、格好を、慶次先輩に、クリちんぽ、しゃぶられてるの、見てる、見られてる・・・っ!』

思わずスカートの中の先輩の頭をぐいっと自分の股間に押し付けた。
先輩もわかっている、とばかりに陰毛に鼻頭を擦りつけて、鼻息を荒くしてペニスを啜る。
ぢゅるるるるぅううっとスカートの外にまで響く粘ついた吸引音に、まことは負けじと声を上げる。

「はにゃあぁぁああ〜クリトリスとけるぅ〜クリちんぽしゅごっんンッ、こしっ、こしがうごいちゃうっ、しぇんぱいっ、ご、ごめんなしゃっ、おくちっ、おくち、きもちくてっ腰とまんないっ!」

まことはキュッと眉を寄せ、無心で先輩の口を犯すように腰を振る。

「あー、あー、あっ、あっ、あ゙っ?!ンッッくぅぅうん

前に、前に、とペニスの快感を追って腰を振っていたまことだが、急に尻穴に何かがめり込み、思わず尻を後ろに突き出すと、グイグイと腰を振った。

「ゆ、びぃ・・・あっ、ゆびぃっ

慶次の指、中指一本で、まことの身体はとうとう陥落した。
切なそうに寄せられていた眉間の皺が消え、瞳がトロンと蕩ける。
完全に力が入らなくなった足がカクカクと震え、壁に背中をつけたままずるずると下がりそうになる。
それをさせないとばかりに先輩がもう片手で内腿を押し広げ、まことは大きくガニ股を開き、ますます腰を突き出す格好になった。

「ゆびっ、しぇんぱいのゆびぃくちゅくちゅって、」
「んぷっ、は、そうそう、俺の指、おいしく食べちゃって・・・」

スカートから出てきた慶次はまことの尻穴にぬっぷぬっぷと指を突き立てながら、よっこいせ、と立ち上がり、腰を突き出しているまことの顔を正面からのぞき込む。
感じ入っているその表情は、真っ赤に染まって汗を浮かせて、瞳だってとろりと蕩けていて、ふにゃふにゃの唇の端からはヨダレがテロリと垂れている。
やっぱりこの顔が一番かわいい、と慶次はまことのペニスを舐めていたその口で、まことに深いキスをする。
その間にも、尻穴に入っていた指を止める事はなく、指をもう一本増やすとまことの腕を引いて自分の胸にもたれ掛からせた。

「んぅぅはぅ、あぁゆび、ゆびぃふえてる、ゆび、」
「ん、まこのその顔えっろい・・・俺の指、まこのドコに入ってるの?」

そのまま体勢を入れ替えて壁際に立つと、慶次はまことのスカートを捲りあげ、指がずっぽりとはまったまことの尻を剥き出しにした。
未だパンティに包まれたままの柔尻が晒される。
その薄布の中に我が物顔に手を潜らせて、ぢゅぽっぢゅぽっと濡れた音を立てながら肉穴を捏ねまわす様を、対面のロッカーの中の人物に見せつける。
それと同時に「あーっあっあっお、おまんこに入ってますぅクリちんぽなめなめされてっとろとろまんこっ、指でくちゅくちゅされてますぅ」とまことが尻を振って挑発したのだった。

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