東館二階南男子トイレにて5


細い腰を両手で掴み、押し付けられた乳房の奥から響く、速い鼓動に耳をすませていた幸村だが、ふと見下ろした先、破けたシャツの合間からまことの白い下着が見えた。
まだら模様の不思議な柄の下着だ、と思ったが、それが模様ではなく何かで─まことの淫液で濡れ汚れているのだ、と気づいた瞬間、勃起していた幸村のペニスがびゅくりと先走りを噴き上げた。

「─ッ、っは、まこと、殿、これ、ここは、」
「あー、ぁふ、っぁ、そこ・・・そこ、まこ、まこのおんなのこの、おちんちん、やらしいおちんちんなの・・・、まこの、そこ、いつも、な、なにもしてないのにっ、ぱんつ、ぐしゅぐしゅになっちゃうのっ・・・!」

内腿をすり合わせるだけでぬちゅりと濡れた音が立つ。
幸村の固い手が下着に伸び、白い布地のまだらに濡れた部分に触れるとぐちゅり、と粘ついた音を立て、指先にぬとりとした暖かい淫液が垂れ落ちる。
途端、今まで指の柔らかい肉に歯を立て声を耐えていたまことの唇がぱくりと開き、甲高い叫び声が漏れ溢れた。

「ヒッ、ァ、そこっ!そこ、もっと!もっとぐりぐりって!ぁ、ぁ、あ、アッ、ヒッ、おちんちんっ!も、イク、まこ、イク、おちんちんでいっちゃうっ!ゆきむあしゃ、まこ、まこのおちんちんぐりぐりってしてッ!あ、ぐりぐりぃッ!ンッ!ンーッ!」

柔らかい腿にぎゅう、と手首を挟まれ、指先に腰を擦り付けられる。
まことが動く度にむわりとした濃い性臭が漂い、幸村の思考を蕩けさせた。
コリコリとした突起が突き出している指先にあたり、そこを摘んでやればまことは身体中を痙攣させ、必死に幸村の頭に抱きついてくる。
先ほどまで噛み付いていた歯型が散る乳房に顔を挟まれ、目の前で勃起した乳首がぷるぷると小さく震えていた。

「っ、っ!っは、まこと殿っ!まこと殿っ!」
「あーっ、あーっ、ゆきむらしゃ、ひ、ひあ、」

幸村は痙攣するまことの身体を掴み寄せると、自分が座っていた便座に押し倒し、柔らかな腿を押し広げた。
そしてぐっしょりと、まるで漏らしたかのように淫液を染み込ませた下着を下ろそうとして、勢い余って引き千切る。
まことの秘所は下毛まで濡れそぼっていたものの、未だ奥の膣口はむっちりとした肉で塞がれていて、ただその割れ目の先から皮の剥けた真っ赤な陰核を勃起させていた。
その、目が眩むような淫らな性器に、幸村は激しい興奮のせいかくらりと軽い眩暈を感じる。

───女子の、まこと殿の、身体、───

この、割れ目の奥も、あの二人は開いて覗いたのだ。
桃色だと言っていた。
ここに男のモノを入れるのだ、と戯言を述べていた。
ここに、男の、モノを。


興奮で震える手が荒々しくベルトを外すと血管まで浮き立たせた己の固く勃起したペニスを取り出し、幸村はまことの濡れた割れ目にグッとそれを押し当てた。

「ッ!ヒアアア!アーッ!ア、ヒ、ヒーッ!」
「っぐ、ふうぅ、─ッ、」

ぶちゅ、と幸村の先走りを垂らした亀頭がまことの柔い割れ目の肉を押し広げ、桃色の膣口を擦るように抉っていく。
まだ何も入れたことのないその小さな穴は固く閉じていて、幸村の濡れそぼった亀頭が擦れる度に小さくひくつくだけだ。
滑った亀頭がまことの皮の剥けた過敏な陰核とこすれ合い、お互いに甘い叫び声に似た喘ぎを漏らし、ビクビクを背筋を戦慄かせる。

お互い、『このままここで、まこと殿と、幸村さんと、初めてのセックスをしてしまうのか』と蕩けた頭の端のほうで考えていたが、しかし敏感な粘膜を擦り合う快感にすぐに思考をなくし、目の前にある熱い身体にしがみつき、腰を振ることしか出来なくなる。

「まこと、殿、っは、もう、もう、─ッ、─ック、ウ、」
「ぁぅ、ぅ、ゆきむらしゃ、でちゃうの?しろいの、せいし、でちゃうの?ぁ、ぁ、ゆきむらさ、だして、いっぱい、まこに、まこのなか、・・・ヒッ、い、た、イタイッ!ヒ、アッ!ア、ア、ア、アッ!アッ!」

がっしりと足で挟み込んでいた幸村の腰がビクビクと跳ね、まことの陰核と擦れ合っていたペニスが角度を変えた。
先走りを噴き出す亀頭がまことの小さな膣口に押し当てられ、そのまま捻じ込もうとするようにグッグッと穴が無理やりに広げられる。
いたい、やめて、と叫び声を上げようとしたまことだったが、僅かに膣にめり込んだ亀頭の先から、熱い飛沫が噴き出し始めたのにビクリと全身を痙攣させた。

「あーっ!あ、あっ、ひっ、せいし、せいしでて、しろいの、まこの、なか、なか、おなかに、ひ、ひぁ、ぁ、あつ、ヒ、ヒ、ゥ、」
「っくぅう、っは、まこと、まこと、どの、っはぅ・・・ぅ」

そのまま幸村も射精で戦慄く背中を丸め腰を幾度も震わせて、まことの汗ばんだ乳房に顔を埋めて深呼吸を繰り返す。
長い射精は勢いも良く、小さなまことの膣内に向けて噴き出され、狭い膣に入りきらなかった精液はごぷりと溢れて幾筋も糸を引きながら床に垂れ落ちていった。
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