東館二階南男子トイレにて4


「おんなのこの、からだ・・・幸村さん、まこのからだ、知りたくないの?」

シャツの裾からむっちりとした太腿が覗き、白い内股をちらちらと見せびらかしながら幸村に一歩、また一歩と近づいてくる。
そこから視線を逸らせない幸村の顎を取ると、まことは半開きになり、荒い呼吸を繰り返す唇にうっとりと吸い付いた。

「んぅ、ぷ、はふ、ゆきむら、さ、きす、ン、まこと、おんなのこの、きす・・・」
「っ、っ、ッハ、ッハ、ック、宝野、どの、」
「ヤ、『まこと』って、ゆきむらさん、まこのこと、『まこと』ってよんで?」

蕩けた瞳で自分を見下ろすまことに、幸村は湧き出る唾液を幾度もごくりと飲み込んだ。
まことの瞳は先日、風呂で視線を交わらせた時、あの時の色と同じ瞳だった。
蠱惑的で淫靡なその表情は、ただそれだけで幸村の劣情を酷く煽る。

「女子の、身体・・・宝野殿・・・まこと、殿の・・・か、らだ・・・」

幸村の開いた両足の間に立ち、まことはきゅう、と自分の身体を抱き締める。
寄せ上がった乳房は、薄いシャツを押し上げ、淡く色づいた乳輪を透けさせた。
ぷくり、と膨れた乳輪に熱い、燃えるような視線を感じ、まことも自分のそこがいやらしく腫れている事に気づく。
でも、もう、恥ずかしくはない。
だって自分は女の子で、幸村さんに『いやらしい乳首だ』と思われてもおかしくはないのだから。

「ゆ、ゆきむらさ、みて、まこの乳首、見て、やらしいの・・・ゆきむらさんに、見られてぷくって、ぷくってなって、ぁ、ひうっ?!」

蕩けた笑みを浮かべたまことは、自分の言葉ですら敏感に感じて膨らむ乳輪に視線を落とし、じり、じりと幸村に胸元を近づける。
耳たぶまで真っ赤になった幸村の鼻先に、膨らんだ乳輪が当たる、その寸前。
わなわなと震えていた幸村の固い手がサッと伸び、まことの襟首を掴むと一気にシャツを引き千切った。
布が切れる鈍い音と、カツン、とボタンが床に落ちる固い音が響く。

「っ、っ、ゆきむらさ、ひ、んぁあっ?!」
「っは、なんと、やわら、かい・・・んぅ、」

肌蹴たシャツの合間から飛び出た乳房に幸村は迷いなく顔を近づけ、膨らんだ乳輪に歯を立てた。
もう片方の胸は、あの時、風呂で見た政宗の手業と同じく乳房を揉みしだき、先の乳輪を指先で抓り上げ中の乳首を刺激する。
ぎちりと噛まれた乳輪はすぐに中央の小さな穴から乳首を勃起させ、すると今度はそこを舌で優しく舐められる。
まことは叫び声が出そうになる口元を必死で自分の指を噛んで耐え、胸元の幸村の髪をわし掴んで掻き回す。

「ゆきむらひゃ、らめ、おっぱいかんじゃらめ、」
「・・・こうされて、まこと殿は喜んでいたではないか・・・」

幸村の脳裏に佐助に乳首を吸われ、甘い声を上げていたまことが甦る。
その映像に無性に腹の奥が熱くなり、乳首だけではなく乳房のそこらじゅうに噛み付いて歯型をつけるとその度にまことは高い声を上げ、身体をビクビクと戦慄かせた。
幸村の少しだけ汗ばんだ、あたたかく固い手のひらが、震えるまことの身体を満遍なく撫で回していく。
幾度も乳房を揉み上げ、ぶっつりと勃起した乳首を尖らるとそこに吸い付き、舌を絡ませ歯を立てる。
その度にまことは「だめぇ、だめ、らめなのぉ・・・」と身悶え、いやいやと首を振るが、幸村の髪を掴む手が無意識にその後頭部を引き寄せ、もっと、もっと、と強請るように幸村の顔を乳房に押し付けているのに気が付かない。
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