Pets!25


勃起したペニスを嬉しそうにしゃぶり始めたみつきに、佐助はトホホ、と天井を仰ぐ。
快感に身を任せてしまえばみつきの口淫はたまらぬものだった。
亀頭を手のひらのくぼみで撫で、竿を扱きながら睾丸を丁寧にねぶられる。
自分の股に潜り込んだ小さな顔を覗き込むと、それはもううっとりとした表情を浮かべて今にも頬擦りせんばかりだ。

『そんな夢見るお姫様みたいな顔で男のモノ、咥え込んじゃって・・・』

隠そうともしない佐助の視線にみつきは蕩けていた瞳を上げ、まるで小さな子供にするような優しい笑顔をそっと浮かべる。

その幾度目かの柔らかな表情を見て、佐助はやっと自分の中にあったわだかまりが理解できた。

自分の股の間に跪き、モノを舐めしゃぶっているというのに、それは圧倒的に優位に立っているからこそ浮かべられる笑顔だった。
風魔の守りがあるから、拘束具があるから、それだけではない。
この子の中では自分は本当に犬猫の立場なのだ、愛でて慈しむ存在と映っているのだ、とその表情を見て佐助はしみじみと心底理解し、そうするとドッと体の力が抜けた。
呆れたというか諦めたというか、この子と自分は場所だけでなく、頭の中身も世界が違うのだ。そんな相手に道理を求めるなんて無意味極まりない事だったのだ、とやっと気が付いた。

「佐助のおちんちん、かちかちになりましたよ?ほら、もう先っぽからいやらしいの、溢れてる」

ねぶっていた睾丸を手で柔く揉み、赤い舌は竿を辿って亀頭を刺激し始める。
そのまま熱い口内に迎え入れられ、佐助はぶるりと腰を震わせた。

『・・・こうなったら、楽しんだ者勝ちってヤツだよな』

濡れた音を立ててペニスを吸うみつきを見下ろした佐助の瞳に、ジリ、とした熱が篭る。

「・・・俺様のマラ、おいしい?みつきちゃん・・・みぃちゃん、」

みつきは蕩けた瞳を一瞬きょとん、と瞬かせ、しかしこくりと頷き返す。

「みぃちゃんのちいちゃい口、俺様の一生懸命にしゃぶっちゃってさぁ・・・かわいいね」

それまでただされるがままだった佐助のペニスがクン、とみつきの上顎を突く。
あれほど嫌々とした態度だった佐助の豹変に一体どうしたのか、とみつきは一瞬身構えたが、佐助の動きの方が早く、次の瞬間佐助は腰をクンと浮かせ、みつきの喉奥へとペニスを突き立てた。


小さな口腔を犯し、反射的に締まる喉の奥を突くように、佐助はぐっぐと腰を振る。

「ん゙ゔっ?!ん゙ぅっ、っ、ぐぅう、」

見開いた瞳に生理的な涙を浮かべ、みつきは思わず口内からペニスを抜こうとしたが、自分をニヤニヤとした瞳で見下ろす佐助に気づくとはっとその動きを止める。
音も立てずに飛んできた小太郎を背中で拒絶し、嘔吐きそうになる喉を必死で堪え、口内で乱暴な動きをするペニスに歯を立てないよう、舌を絡ませ頬を窄める。
ここで顔を背けたら、見くびられ『ペットの佐助』と『主人の自分』の優劣関係が崩れてしまう、とみつきは直感で感じていた。

『もう、佐助は、やんちゃで困ります・・・っン、』

佐助に突かれるままではなく、自分からも首を振ってペニスを喉奥に滑らせ、きゅう、とその先を締め付ける。

「くぁっ・・・・・・あ、は、ンー、みぃちゃんの喉、俺様の、きゅうきゅうって締めつけてるぜ?っは、喉でも感じてんの?さっすが淫乱な身体だね、ご主人様」

からかうような口調でズン、と喉奥を突くと、ぽろり、とみつきの長い睫に絡んでいた涙が一粒だけ頬を零れた。
頭を揺すった為に零れた涙で他意はないというのに、その雫に背後の小太郎の空気が冷たいものに変わった事に佐助もみつきも気が付いた。
横の幸村からもぶわりとした熱気と「佐助っ!」という荒げた声がかかる。

「う、わ、まった!風魔も・・・旦那も!その殺気は何なのさ!」

この風魔があの『伝説の忍』だという確証はないが、三人でかかって敵わなかったのだ。それにこの尋常ではない殺気。どちらにせよ普通の人間ではないだろう。拘束された挙句に急所を握られている今の自分なんぞ、手も足も出るわけがない。
更には隣からは真田の旦那までおかしな気を飛ばし、マラを舐められているせいだけではなくゾクリとしたものを背筋に感じる。

『旦那ぁ・・・そんなにこの子に骨抜きにされちゃったわけぇ?!』

逆側からは哀れんだ元親が吐いた低いため息の音が響く。
俺様だってため息の一つや二つ、吐きたいよ、と内心元親を罵倒していたが、熱く柔らかい口内に含まれていたペニスがぬるん、と解放され、佐助の股に顔をうずめていたみつきがそっと頭を上げた。
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