Pets!24


視線を合わせたまま下品な粘着質な音を立て、自分のモノを頬張るみつきはズクズクと佐助の瞳の奥を熱くさせた。
しかし忍の己にだって矜持はある。
このまま、まんまとこの子の思い通りにマラをおったてて、犯されるなんて我慢がならない。
この子の腹が音を上げるのが先か、自分がマラを固くしてしまうのが先か。
みつきの後ろに投げ出した足の指を一瞬クッと丸め、佐助はペニスが勃起してしまわないように丹田に力を込めた。

ちゅぷちゅぷとしばらく口内で佐助のペニスを味わっていたみつきだが、一向に固くならないソレに目を瞬かせる。
─これまで何人かの男と関係を持ってきたが、その中でも数えるほどだが男には勃起できない男がいた。
みつきの誘いに乗り気だったにもかかわらず、どうしても男相手という事に体が拒否反応を起こすようで、本人も不思議そうに、申し訳なさそうにしていた。
が、みつきだって伊達に松永の甥ではないのだ。
殊更にうっとりと蕩けさせた瞳で佐助を見上げ、愛しそうに口内のペニスを愛撫する。
視線を返す佐助も、怪訝そうな色を浮かべた瞳を瞬時ににっこりと歪ませる。
視線を絡ませながら、みつきは優しく下毛を撫でていた手を筋肉質な下腹部に這わせ、固いそこを何箇所か確かめるようにつつくと目的の場所を指先でクン、と押し込んだ。

「っ?!・・・・・・・・・みつきちゃんって、結構博識・・・?」

途端に隠し様のない程跳ねた佐助の足に、みつきは一度ペニスを離し淫猥に笑い、佐助は鼻頭に皺を寄せる。

「ん、ふ、ふふ、小太郎に、教えてもらったのですが・・・ここ、イイでしょう?」
「ッチ、風魔仕込みかよ・・・」

みつきの小さく柔らかな手が固い筋肉の筋の間、ヘソの下の柔らかいところを幾度も撫でるように押す。
何故か妙に人体に精通している小太郎に教えてもらったのだが、ここを押されるとじんわりと性感が高まってくるらしい。
みつきは自分に勃起をしなかった男達を、この緩いけれども逃げられない心地よさで陥落させてきた。
顔の横にある佐助の腿の筋が再びヒクリ、と戦慄いた気がする。
チロリと視線を向けると、余裕の表情を浮かべていた佐助が僅かに口元を引き攣らせながら、もじりと尻を動かして床に座りなおす。
しかしそれでも口内のペニスはくったりと力を失ったままなのだ。

『多分・・・佐助も小太郎と同じで、ペニスの状態を操れるのでしょうけれど・・・』

勃起させたくても出来なかった彼等とは違う雰囲気の佐助は、きっとペニスを起たせて自分に犯されたくないのだろう。
それならば、とみつきは少し固くなったような気がする睾丸を舐め、ペニスに唇を這わせ、その奥の狭間に視線をやる。

「・・・佐助はEDですか?」

ちゅぽん、とうなだれたペニスと赤く色づいた唇の間に唾液の糸を引きながら、みつきは小さく小首を傾げて唐突に佐助に疑問を投げかけた。

「は?いぃ、でぃ?なにそれ?」
「勃起不全・・・佐助のおちんちんが勃たないのは病気のせいですか?それとも佐助の意思ですか?・・・ここ、気持ちいいでしょう?ここを押されたらEDの人もちょっとはペニスに血が巡るって聞きましたけど・・・」

くにゃん、と未だ力がはいらないペニスをみつきは幾度か撫でさすり、そしてそのまま睾丸を柔く揉み、その後ろ、筋肉質な尻に手を伸ばす。
その戸惑いのない指先の動きに驚いたのは佐助だ。

「はっ?!えっ?!ま、まった!みつきちゃん!待った!流石の俺様もそこは無理!そこは無理だから!一生綺麗なまま生きてくつもりだから!」
「でも、この中、イイ所があるのは知っているでしょう?そこを押したら佐助のおちんちんもきっと元気になります───あ!私、それ用の玩具も持ってるんです。佐助、使ってみますか?」

視線を佐助に合わせたままみつきが後ろ手を差し出すと、その手の平の上に細く、ゴツゴツした棒が付いたモノを小太郎が置く。
棒の部分に舌を這わせ唾液を絡ませるみつきに、佐助が『まさかソレを?!自分の尻に?!』と嫌な予感に慄いていると、ふいにウィイン、と重たい音を立てて唾液でぬめった棒がミミズのように捩れ、鈍く室内の光を反射してのたくり始める。
ごくり、と喉を鳴らして顔を青褪めさせたのは、佐助と同じように横でそのアナルバイブを見つめていた幸村で、「うげぇ」と小さく呻いたのは逆に位置する元親だった。
佐助はただただ口元を引き攣らせてその滑稽な動きを繰り返す棒を見つめ、コテン、と小首をかしげたみつきに冷や汗混じりの笑顔を向ける。

「・・・・・・・・・お・・・俺様なんか・・・なんかすっげーみつきちゃんにムラムラしてきちゃった!あっはー!ほら、緊張してたみたいで!なんかやっと血が巡ってきたっていうか!」

くにゃり、と折れていたペニスがみつきの手の中でぐんぐんと熱を持ち、固く持ち上がっていく。

「そう・・・ですか?よかったですけど・・・ちょっと残念です」

言葉とは逆に、みつきは舌を絡ませていたバイブレーターをもう用はないとばかりに背後に放り投げ、完全に勃起をしたペニスを今度こそ喉の奥まで頬張った。
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