Pets!17


触れ合っているのは唇で、舌で満遍なく口内を、唇を舐め取られている、と気付いた幸村は、正座をしたまま30cmは飛び上がり、ひゅう、と大きく息を飲むと大声を張り上げようとして、また再びみつきに唇を奪われる。

「──!──ッ!む、ぐ、うっ?!ぬ、ぬお、んぶっ、ン、グ、ハッ、・・・は、はっ、はっ、はれっ、んぐ、ぅ──ッ!」
「は、ぅ、・・・もう、幸村、声を出してはダメって、ン、言ってるじゃないですか・・・。・・・ふふ、そんなにキス、して欲しいんですか?ンッ、ぁ、幸村は、ふふ、甘えんぼですね、」

幸村の目の前にしゃがみこんでいたみつきは腫れた唇に吸いつきながら暴れる膝に乗りあがる。
ぽてりとした尻肉が硬く緊張した腿に押し当たり、幸村の動きはピシリと固まった。

「ン・・・幸村のおちんちん、とっても大きい・・・」

動かなくなった幸村の腿をむにむにと尻肉を使ってにじり上がり、みつきは自分のペニスと幸村のペニスを触れ合わせる。
本当に一回り、いや、二回り以上も大きさが違う。
元親も大きなペニスをしていたが、幸村はそれ以上ではないだろうか。
その大きなペニスをぶるぶると震わせて止めどなく先走りを漏らし、整った顔を真っ赤に染めて歪ませて、自分の腕の中で喘ぐ幸村はなんてかわいらしいのだろうか。

「ゆき、むら・・・、かわいいです・・・かわいい、幸村もかわいくて、いい子ですね。中、入れる前に一回出しちゃいましょう?ほら、ご褒美にいっぱいキモチ良くさせてあげますからね。いいこ、いいこ」
「───ぐ、ッ!ク、ン、」

幸村の乱れた姿に、元親とのセックスで熱く火照ったままの身体がじわりと疼く。
完全に腰を押し付けるように幸村に跨り、みつきは自分と幸村のペニスを握り込むとそれをゆっくりと扱き始めた。
まだ射精をしていないままのペニスが嬉しそうに小さく跳ね、だけれども出すならこの大きなモノを中で感じながらがいい、とみつきは身を捩りながら考える。
そこまで体力がない自分をわかっているが、幸村のも、佐助のも、元親のペニスだってもう一度味わいたいのだ。
幸村の真っ赤になった敏感な亀頭には触れず、太くゴツゴツした幹を擦り合わせ、やわやわと扱くとそれだけでびゅくりと先走りを撒き散らす。

「ふ、幸村、もうだめですか?我慢、できませんか?」

声を上げるなという言いつけのせいではなく、身体中を巡り、腰に重く溜まる熱に幸村は低い呻き声しか上げることが出来ない。
間近でこちらを心配そうに見つめるみつきの唇がてらてらと濡れていて、その唇が先ほどまで自分の唇と重なっていたのだ、と思うと勝手に腰が跳ね、尿意とはまた違う排泄感が腰の奥から電流のように走り抜けた。

「ふっ、ぐぅ・・・っ」
「あ、あ、まって、待ってください、」

歯を食いしばり腰をカクカクと震わせ始めた幸村に、みつきは慌てて膝から降りると大きなペニスを咥えようと舌を伸ばした。
きっととても濃いだろう、幸村の精液を喉の奥に射精して欲しかったのだ。
それに我慢しきったペニスも手よりも柔らかい口内のほうが刺激は優しいだろう。

みつきはこちらを涙目でみつめたままの幸村と視線を合わせながら、安心させるようににっこりと微笑みたっぷりと唾液を乗せた舌先で亀頭をツウと撫でた。
瞬間、幸村の顔がくしゃりと歪み、びしゃり、という破裂音と共に、舌に、頬にと熱い飛沫が降りかかったのだった。

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