Pets!12


「っぐ、」

いきなりの急所への刺激に、元親は思わず腹を捩り低い呻き声を上げる。
反射的に両足を閉じ、それ以上深く踏み込ませないようにとみつきの細い足を挟み込むが、つい『柔らけぇ足・・・』と脳裏に邪な思いが過ぎったせいか、それともみつきの心を汲んだだけなのか、先程押し止められた小太郎はみつきの足を挟む元親の硬い膝を開脚させると、素早くガムテープを切り貼りして床に縫い止めていく。

「なっ、テメ・・・風魔っ、」
「小太郎、ありがとうございます」

邪魔な足がなくなり、みつきはクッ、クッと右足を前後に動かし元親のペニスを踏み拉きながら、優しげな笑みを浮かべて自分の足元に跪く小太郎の長い前髪を梳く。

「元親、小太郎は叔父様の用心棒が本職ですけど、わたしのペットでもあるんです。いい子でしょう?」

細い指先が小太郎の額から鼻筋を通り、薄い唇を撫でる。
そのまま太い首筋を彷徨う仕草はそれだけでどこか官能的で、元親は動かなくなった膝を小さく振るわせた。

「元親もこれでいい子になるといいんですけど・・・ン?・・・元親、どうしました?」

元親のペニスを踏みつけていた足が、くにゅん、と弧を描くように捻られた。

「ッ、っく、テメ、」
「『てめぇ』は禁止です。『みつき』って呼んでごらんなさい?・・・あら、もう元親のペニス─おちんちん、硬くなってきてますよ?ふふ、踏まれて気持ちよくなってるんですか?」

黒いビキニの下のペニスは芯を持ち始め、じわりとその形を変えていた。
みつきの柔らかい足裏はその形を確かめるようにペニスをこね回し、もたげて始めた亀頭をクンと小さなビキニの中に押し込める。
しばらくそうして幹と亀頭を交互に捏ねては元親の太股の筋がヒクリヒクリと撓るのを楽しげに見つめていたみつきだが、最終的には親指と人差し指をカリ首にかけ、足首を回しながらそこを刺激していく。

「ふおっ?!ンッ、ク、や、やめ、ヤメやがれっ!」
「元親の声・・・かわいい・・・、もっと・・・もっと聞かせてください・・・」

手錠を鳴らし、途端に唇を噛み締めてこちらを睨み上げる元親に、みつきは蕩けた視線を送る。
ペニスの形を変え始めているのは元親だけではなかった。
自分よりも倍以上に身体の大きな男を拘束し、思うが侭にいたぶる事に、みつきも激しく興奮していた。

「ほら、おちんちん、足で踏まれて気持ちいいんでしょう?もう下着から亀頭がはみ出ていますよ?ふふ、いやらしいの、てらてらしてる・・・ああ、元親は下の毛も薄い色をしてるんですね・・・」

カリ首をこりこりと揉んでいた親指を放し、亀頭の先、尿道をほじるとガムテープで頑丈に縫いとめられた足がビクリと跳ね上がり、足の裏に熱い先走りが跳ねかかる。
額に汗をかき、それでも声を上げるものかと悔しげに唇を噛み締める元親に、みつきは背筋をぞくぞくと粟立たせた。

その悔しげな視線がどれだけ自分を興奮させるのか、この男は分かっていないのだ。
小太郎はいい子だけれども、いい子すぎる嫌いがある。
ペニスの状態を好きにできるようで、たまにこちらの気持ちを読んで勃起をしてくれているように感じてしまう。
小太郎の自分に対する愛念を疑った事はないが、余りよろしくない自分の性癖に付き合わせてしまっているような、申し訳ない気持ちに陥る事がたまにある。
その点、元親のこの勃起には嘘がない。
悔しげに自分を睨み上げるくせに、足を硬く押し返す熱が愛しくてたまらない。
ポツポツと汗を浮かべた形のよい額、辛そうに顰められた眉、食いしばられた唇、広い肩幅に筋肉質な胸、割れた腹筋、締まった下腹部から続く茂みに隆々と猛るペニス。
元親のすべてのパーツは雄々しくて、まさにみつきの好みのど真ん中だ。

「ぁ・・・ふ、やぁん、今射精したかと思いました・・・見て、こんなに足が濡れて・・・下着もぐしょぐしょです。・・・見ないんですか?自分のおちんちん、私に踏まれて喜んでるの見たくないんですか?元親のおちんちん、もっと踏んで、踏んでって言ってますよ?ン、ぁ、ほら、見なくても聞こえるでしょう?」

濡れてすべりが良くなった足元をスライドさせると、ぶちゅぶちゅと粘っこいものが捏ねられる音が響く。
元親の耳にまでその音は響いたが、そこを塞ぐ事も出来ず、戦慄く口元からくぅ、くぅ、と悔しげな荒い息だけしか吐く事ができない。
今口を開いたら、矜持が折れそうになる喘ぎ声か、場をもっと酷くするだろう罵声しか出てこないのだ。

「ふふ、元親、静かになっちゃいましたね・・・そうしてないといやらしい声が出ちゃいそうですか?恥ずかしい?おちんちん、こんなにしてる所を見られてるのに、声を出すのは恥ずかしいんですか?・・・ああ、それにしても元親のおちんちん、どこまで大きくなるんでしょう・・・もう下着から完全に飛び出ちゃってますよ?だらしなく足を広げて・・・こんなに漏らして、勃起させて・・・」

ぶちゅ、ぶちゅ、とリズミカルに裏筋に沿って幹を捏ねながら、再び足の指先を亀頭に添える。
過敏なそこを優しく撫でられるだけで元親の腰はビクビクと震え、その度にみつきも瞳を潤ませ爛々とほの暗い光を強くしていく。
完全に勃起をして、そそり立った元親のペニスはその大柄の身体に見合ったサイズをしていた。
髪の色よりも少し濃い茂みの中てらてらと濡れて鈍く光を反射させるそれに、みつきの口内にじゅわりと唾液が沸き、それと同時に性器になってしまっている尻穴の奥も、早くこのペニスが欲しいと淫液をにじみ出す。
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