ドール中心アルバム

「夢主ちゃん？その格好どうしたのさ？うわ、かわいい！女の子の格好だよね？頭もこんなかわいく結っちゃって･･･」
「ひゃ、佐助さん！や、違うんです！学校の、学校の文化祭で男女逆転で『赤ずきんちゃん』っていう劇をすることになって、それで、僕がその、」
「夢主ちゃんがその『赤ずきんちゃん』なの？主役ってすごいじゃん！へー、それでそのお芝居ってどんな話なの？」
「某、知っているでござる！前にてれびで見もうした！赤ずきん殿の御祖母様が病で倒れられ、心優しい赤ずきん殿が見舞いに行く途中であくどい狼に食べられてしまうという、なんとも無慈悲な話でござる･･･っ！」
「･･･なんだかちょっと違う気がします･･･」
「え、夢主ちゃん狼に食べられちゃうの？」
「食べられちゃいますけど、でも、最後はちゃんと、」
「食べられちゃうんだ、あららー･･･。･･･ならさ、夢主ちゃん、俺様とあっちでその劇の練習しない？狼役やってあげる」
「え、あっちって、寝室･･･」
「ささささささ佐助っ！何をしようと･･･！は、破廉恥でござる！」
「破廉恥って何さ！劇の練習だよ、旦那は虎だし、あくどくないっしょ？寝室でヤるのは旦那の前でヤッたら夢主ちゃんが恥ずかしがると思ってさ」
「しかし某も、」
「旦那は本番までのお楽しみにしときなって。夢主ちゃん、俺様達もぶんかさいの時はがっこうに入れるんだよね？」
「はいれますけど、でも、僕、練習は、」
「はいはい、じゃー行こう、さっさと練習練習！」
「遠慮して、あの、幸村さん、」
「む･･･では佐助、頼んだぞ･･･！夢主殿！某、夢主殿の赤ずきんを楽しみにしているでござるっ！」
「え、え、えええ･･･！」
『さっき佐助さんの『やる』って言葉がものすごくおかしく聞こえたのに･･･！』

よく見ると、服が赤いですがずきんは白でした。
なんという･･･。