白く光ったかと思いきや、ゴロゴロと雲が唸る。
その度に腕の中にいる彼女がビクンと反応する。
ぎゅっ と腕の力を強め、安心させるように背中を撫でる。
「大丈夫だよ、セルティ。」
震える指がキーを打つ
何で今日は雷がずっと鳴っているんだ……
気味が悪い……
「自然現象だからね。こういうときもあるさ。」
顔を耳元に寄せる。
雷が終わるまで一緒にいてあげるよ。
そういうと。腕の中にいる彼女の体温が上がった気がした。可愛い と思いつつ細い背中を撫でていた。
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