※地味に同居設定




「一般的にキスしたくなる身長差は12cmなんだって。だからおちびちゃん、」

レディのためにもう少し伸びなきゃね。

ニヤニヤしながら、からかってくるレンを睨みつけ、

「余計なお世話だ!!」

今にもレンに突っかかってきそうな翔をST☆RISHの皆で抑えたらしい。



帰って来てあからさまに機嫌が悪いと感じた春歌は恐る恐る翔に何かあったのか聞いた。心配している春歌に翔は渋々事情を話した。

「そんなことがあったんですか。」

「あぁ……。」

むすっとした表情で翔は頷く。

「その、春歌は……やっぱそういうの憧れだったりするか?」

これで はい と言われたらどう対応しようかと思った時にはもう後の祭りである。


「特にそういうのはないです。それに……」

「?」

「今以上にキスする回数が増えたら私持ちません………」

さすがに恥ずかしい事を言ったと思ったのか春歌は下を向く。耳まで真っ赤になっている。


なんだよ……。

その無自覚な殺し台詞は……。

唐突な言葉に翔は顔を赤くなる。

「でも、これから」

翔は言いながら立ち上がり、椅子に座る春歌に ちゅっ と口づける。


「オレがでかくなって毎日春歌をドキドキさせることになるからな」
覚悟しとけよ!

そう言う自分も頬を赤くする。


一方相手の方は唇を手で覆いながら真っ赤に固まっていたのを見て笑ってしまったのは春歌には内緒だ。


不意ちにやられる
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