お互い幼い頃から知っていて、私は自然と貴方の後ろを追いかけていた。

あの人のためになりたい。


その思いで今私は頑張れるの。


「おつかれ、ツクモちゃん」

「平門……ありがとう。」

「これからも期待してるよ」

平門はいつもそう言い、私の頭を撫でてくれる。
嬉しいけど……でも……

「……っ子供扱いしないで。」

いつも素直になれない私……可愛くない。


「おや、そうだったね。」

笑いながら頭から手を離す。

また後でな と言い立ち去る。

遠ざかっていく後ろ姿に誓う。

  



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