百合シェアstory | ナノ

ホワイトクリスマス(華代)

シェアハウスの外は真っ白な雪が積もり綺麗な銀世界
なんとかクリスマスまでに完成することが出来たドールをみて満足そうに微笑んだ

「ギリギリまで悩んだけどやっぱりこの色の眼にして良かったわ。」

彼女をイメージして作ったドール
大人びいているけど実は甘え上手で勇気を出して想いを伝えてくれた彼女
その姿はどこか儚い人魚の様、そう思った

今日はホワイトクリスマス
聖なる夜にこのプレゼントと一緒に貴女に返事をしようと思うの
人魚姫の恋は叶わなくて泡になって消えてしまったけれど、私は違うわ

「羽、もう少しだけ待っていてくれる?」

返事を待ちわびている様にそのドールのストロベリー色の眼は太陽の光を浴びてキラキラ輝いていた


(ホワイトクリスマス)


◎花梨さん宅羽ちゃんお借りしました


15.12.25.Fri 22:18(0)華代

home





「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -