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凛が呟いた瞬間、幸村が這わせていた指を二本、一気に突き入れる。凛の体が大きく跳ね、再び力強く幸村の肩を掴む。
それをまったく気にしない幸村の指が乱暴に動かされる。
『ああぁあっ! ん、ぉ、あ、ぁ』
「知らなかったな。凛がこんなに乱暴にされて感じるなんて。ずっと俺に犯されたいって思ってた? だから、あんなに俺を煽ったんだろ?」
『違っ、ちがうぅっ、あ、あぁっ!』
「こんな先走り垂らして? もうイきそうなんじゃないのか?」
幸村の指が奥へ奥へと入り込んでくる。前立腺を抉るように指が乱暴に動かされ、ぐちゅぐちゅという水音が響く。それに重なる幸村の熱のこもった声にもう、凛の頭は蕩けそうだった。
『も、やめ、あっ、あっ! ひゃんっ!』
「ぐりぐりされるの気持ちいいだろ?」
『もうだめっ、も、イくっ!』
「いいよ。イきなよ」
『んぅうっ! あ、あ、イっちゃっ、あぁあ!』
凛の体が再び大きく跳ね、達した。白い肌に飛んだ精液は凛の色っぽさを引き立てる。
体をびくびくと震わせ、呼吸を整える凛に幸村はにっこりと笑いかける。
「思いっきりイって休んでるとこ悪いけど、続き、するよ?」
『ふ、ぇ、や、待っ……』
「断る」
幸村の指が三本に増え、先ほどよりも乱暴に動かされる。中をかき混ぜるように動き、内壁をぐりぐり押し潰される。
達したばかりの体にはあまりに刺激が強く、掴んでいた幸村の肩に思いっきり爪をたてた。
『ああぁあっ! ゆきむ、ら、待ってぇ! あ、やぁっ!』
「待たないよ。こんな風に無理矢理にされたかったんだろ?」
『そんな、思ってないぃっ、ひあ、ああぁあっ、ひぅ…、またイく!』
凛が再び体を跳ねさせ、達した。
凛の腹は精液でどろどろになり、目はもう蕩けきってしまっている。
幸村の指をまだ離すまいときゅうきゅう締め付け、腰は緩くゆれている。
そこから無理矢理に指を引き抜けば、足りないというようにひくつく。
「凛、もう満足?」
あまりの快楽に涙をボロボロと流す凛に口づけながら問う。蕩けきった顔が少し歪み、小さく呟いた。
『いや、だ、もっと…。もっとぐちゅぐちゅして……』
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