Day2.01

臨海学校二日目が始まった。
6時に起床し、自分の布団を畳み、顔を洗う。それが終われば昨日キャンプファイアーをした場所に集合して朝食だ。ちなみに朝食は体に良いおかゆだった。

海で泳ぎ、勉強をし、魔法の修行し、全てのカリキュラムが終わった頃には海は赤く染まっていた。


「じゃあまたキャンプファイアーまで解散ね!」





海岸沿いを散歩していたシュガーは、怪しげな行動をとってるセサミを見つけた。

「……何してんの?」

「お、シュガー!それがさ、この石動きそうなんだ!!しかもその向こうには洞窟っぽいのがある!!一緒に探検しようぜ!」


あれ…これって…ゲームであったよ、ね?
記憶が曖昧になってるな…。


「…い、おいシュガー!?」
「!!え、あ、ごめん。なんだったっけ」

「ちゃんと話聞いてろよな!探検行こうぜ!」

「うーん……まあ暇だからいっか」

「そうこなくっちゃ!!きっと、海賊が宝をうめた洞窟だぜ!!よーくさがしたら、まだ何か宝が残ってるかも知れないな!…俺たちだけで行くのも心細いから、他にも声かけようぜ!六人くらいでさ!メンバー編成はお前に任せた!」

それを聞いて、シュガーはソルトを連れて行こうと周りを見渡す。


「あ!ソルト!」
「断る」

「ちょっと!まだ何も言ってないんだけど!」

「シュガーとセサミって組み合わせ珍しいね」

「シードルもいるとはナイスタイミング!」
「「?」」

「今から洞窟探検行くの。一緒に行こうね」

行かない?ではなく行こうね。だ。

「拒否権は「なし」……」

ソルトもシードルも諦めた様に、他のメンバーを探すシュガーの後について行ったのだった。









CreationDate:2008.08.12
ModificationDate:2015.04.30




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