短編 | ナノ



BW






−−汝



何もない空間。朦朧とする意識。

頭に声が響く。



−−汝は何を望む




望む?




−−真実を求めるか

−−理想を求めるか




−−汝はどちらを望む−−



真実か、理想…?



−−どちらを望む−−



私は…




「どちらも要らない」




−−何?




「真実は、私の前にある」




「理想は、私の中にある」





「私は、私を信じるから」





「どっちも要らない」




−−真実も

−−理想も



−−欲しないか−−



パアアアア…!



「っ!」



光が…!




「…あ」


視界が開ける。

目の前には、2体の龍。



−−我が名は、レシラム

−−我が名は、ゼクロム


−−真実と

−−理想の



−−守護者−−



−−汝が望むは、己

−−我等が望むは、力ある主



「力ある、主…」



−−この地に闇が巣くっている

−−我等はこの闇を打ち砕かねばならない


−−真実を知るために

−−理想を追うために



−−龍の巫女よ

−−我等は汝を望む



「私?」



−−難儀なものだ

−−やはり我等龍は、汝を欲する


−−龍の巫女よ−−



−−我等龍は永遠の僕

−−我等が主よ、我等と共に



−−闇を打ち砕いて欲しい−−




「っ…わっわわわわ…!!」



光にのまれる。






「…っつ、いてててぇ」

意識が戻ると、明るい日差しが目に入った。

えっと…私は、イッシュに来て…それで

「ふらー」
「…ああ、フライゴン。心配かけたね」
「ふりゃー」

ああ
それにしても、あれは一体…

夢…だったのかな。


私の周りには、白い石と黒い石が落ちていた。






−−−

こういう最強設定の読みたいな


フライゴンは私の好きなコです

厨二大好き←





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