卒業の日々 4
「…おい!どうなったんだよ!」
「うるせぇぞ永倉!」
「不知火さんもしんぱっつあんもうるせーよ!!」
「…気になるのはわかるけどよ…男三人がドアに耳つけてる状況って、見苦しいな」
「平助が一番うるさいね」
「総司、俺と土方先生はまだ仕事が残っている。もう行くぞ」
「あれ、一君は気にならないの?」
「…こういうものに首を突っ込むべきではない」
「楓ちゃん、風間のどこが良いのかしら?」
「姫様、それは…」
「だって今時俺様よ?自分以外を見下している様な奴よ?千鶴ちゃんもそう思わない?」
「あはは…」
「…全く、風間は気づいていますよ」
「だろうな。おいてめぇら!!切り上げるぞ!!」
「「「うるせーよ!土方さん/土方!!」」」
ガチャ
「…どうしたんですか?皆さんお揃いで」
「「「あ」」」
Fin?
−−−
はい!これにて完結!
いやーじれったい!でもこういうじれったい話はすごい好きです。
あまりに挙動不審になっていたので、周りが気づいたんですね。それプラス、沖田が追い打ちで「彼女は風間が好きだ」とバラしたんだと思います。
不知火と天霧は体育祭の時から気づいてますね。生徒会室にちー様を一人残したのは二人の優しさ。だから書けと。
結局
自発的な恋に目覚めたけど、また献身的な愛に戻ったと…彼女は悩んで悩んで、自己完結するタイプかな。
心残りがあるとすれば、真夏の日々かな…ちょっとまだ早かった気がします。まあ大事にされてたんですよ、うん。
それではここまでお付き合い頂きありがとうございました。これからも精進致しますので、空輝をよろしくお願いします!
のり子
110701~120421
← top →