10-1
ホープは私を壊れ物でも扱うかのように優しく引き寄せて唇を重ね合わせた

「ん…」

開いた隙間から舌を割りいれて絡める。

口内に入ってきた生暖かい舌の感触に体がだんだんと熱を帯びてくる。

ホープにいつの間にか体をすくい上げられて、いわゆるお姫様抱っこのような形になってしまった

「よせ…自分で歩ける」

「いいじゃないですか、僕の夢だったんですよ?」

リビングを出て寝室に入る

いつもこの家は比較的静かだが、今日は一段と静かで心臓の音ばかりがやかましい位に音をたてていた

ゆっくりとベッドに下ろされればまた狂ったように心臓が暴れる。




ホープが私の服のボタンに手をかける

「……っ」

ただそれだけなのに私の体がこわばる

前にもこんな事があった。

嫌だけど、逃れられなかった

あの時とは違う。

今はホープとだから望んでいる。




でも……




「ライトさん…怖い、ですか?」


震える私を優しく撫でてホープがそう問いかけた

「嫌な事を思い出すのなら、無理しなくていいんですよ?」

「大丈夫だ…っ」

「でも…」

「ホープっ…」








Hope:Side

突然の事すぎで、頭がついてこない。

ライトさんがこんなになるなんて…

ライトさんはある種な事に鈍感、っていうか、僕がいようとも関係ないようにたまに危ない格好でいる時がある。

例えばお風呂上りにバスタオルでリビングに

出てきて「何だ?」って顔してたりとか

仕事帰りにはだけた服装でソファーで寝ていたりとか、

僕からすれば色っぽさ以外の何も感じないような行動だ。

僕を男としてみていないのでは?とヘコむことも少なくない。




ライトさんが望むまで待つ、なんて誓い。

それももう意味なくなったみたいだ。


「ホープっ…」

顔を赤くして下に組み敷かれている

でも、つらそうだ。

確かにライトさんにはこういう部分で傷ついてきた事が

僕の知らないところでも多いんだと思う。



それでも僕を受け入れてくれるなら…

深く角度を変えて唇を押し付ける。

それに答えるようなライトさんの息遣いがどうしようもなく僕の理性をかきたてる

唇から耳へ、耳元から

僕の中の男の欲は膨らんでいくばかりで行動を次へ次へと深いものにしていく。



僕はライトさんの服のボタンに手を掛けた。

指先にまで心臓の波動が伝っているような気がする。

一つ一つボタンを外していけばだんだんと白く柔らかそうな肌が見えてきた

その肌の膨らみを包み込むように手のひらを移動させた

「っ…」

僕が手のひらを動かすたびに息を荒げるライトさんが

かわいくて僕はもっと深くライトさんを求めた

豊かなその部分を手のひらで堪能し

その頂を指ではじいてもう片方を口に含んだ

「んぁ…っ…」

転がすように舌でむさぼりその頂をつぶして軽く吸い上げた

「…っ…ん」

かわいい…可愛すぎる…

白い肌を吸い上げれば僕の印がライトニングの白い肌にくっきりとついた。

この人は僕の…僕だけのものだ。


僕はライトさんの服も下着も全て取り去った。

その姿は淡い月光に照らされて



―とても綺麗だ



「綺麗です…ライトさん…」

「あんまり見るな…恥ずかしい」

僕はその無駄の無い体の弱い部分をまた攻め始める

そして次には女性が最も弱い部分、

新しい生命を作り出すための部分に手を移動させる

「・・・っ!」

ライトニングは唇をかみ締めて声を出すのを耐えているようにも見えた

「ライトさん…声、我慢しないでください。あなたの声が聞きたい」

それでもライトニングは首を振った。

それ以上かみ締めたら唇が切れてしまう

唇に再びキスを落とし歯を開かせる。

その開いた隙間に左手の親指を差し入れた

「…?」

「噛むならどうぞ。でも我慢はしないで」

「は…ぁっ!」

片手は秘部へ、片手は口へとライトさんをせめる

指をゆっくりと中に押し入れる。

「もうこんなに濡れてる…」

ライトさんをこんなに乱れさせているのは僕だ。

「っあ!…うぅ…」

指を2本に増やし、ある一点を擦るとライトニングが感度良く反応した

「声、出して…ここには僕しかいない」

それでもまだ首を振るライトニングに僕は彼女が

反応した部分をねちっこくせめあげる

「ひぁっ!…っ

分かっらから…手どけれ…」

悲願するライトニングを見て僕は口に入れていた指を引き抜いた。

すると銀色の糸が指との間に引いて彼女の口元をぬらした。

それを舐めるようにキスを落として自分の舌で受け止める

しばらくの間その行為を繰り返す。

そろそろ慣れてきたかな…?

出来るだけ彼女に苦痛を与えたくは無い。

それでももういまさら我慢なんて…

僕は自分の下半身を隠していたものを全て取り去る。

ひとつになれる 心が震えていた。



「ライトさん…いれますよ。」

「っ…」

彼女の女性特有の敏感な部分に自身をあてがう

ライトさんは目をきつく閉じていてまた

月光に照らされてどうしようも無いくらい綺麗だった

ゆっくりと腰を進める



―やっと…一つになれる



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