ミニだいきとチビさつき 「大ちゃん」 「なんだよさつき」 「あし、つかれちゃった」 「あ?」 「もうあるけない」 「はぁ……のれよ」 「えっ?」 「おんぶしてやる。はやくのれ」 「うん!大ちゃんありがとう!だいすき!」 「…………いつの写真だよこれ」 「小学生くらいかな?運動会のあとだったかも」 「ふざけんな捨てろ!」 「あー駄目だよ!大事な思い出なんだから」 「俺は覚えてねえ!」 「ひどい!あの時は大ちゃん優しかったのに」 「人違いじゃねーの?」 「さいてー!昔の大ちゃんに謝って!」 「だから知らねーって!」 「大ちゃん……おもくないの?」 「へーきだ」 「ごめんね……」 「だからだいじょうぶだって言ってんだろ。それにさ、」 「うん?」 「オレもさつきのことすきだから」 「大ちゃん……だいすき!さつきだいすきだよ!」 「うるせえ、わかったからあばれんな」 - 1 - [*前] | [次#] |