黒子のバスケ | ナノ
ミニだいきとチビさつき


「大ちゃん」
「なんだよさつき」
「あし、つかれちゃった」
「あ?」
「もうあるけない」
「はぁ……のれよ」
「えっ?」
「おんぶしてやる。はやくのれ」
「うん!大ちゃんありがとう!だいすき!」




「…………いつの写真だよこれ」
「小学生くらいかな?運動会のあとだったかも」
「ふざけんな捨てろ!」
「あー駄目だよ!大事な思い出なんだから」
「俺は覚えてねえ!」
「ひどい!あの時は大ちゃん優しかったのに」
「人違いじゃねーの?」
「さいてー!昔の大ちゃんに謝って!」
「だから知らねーって!」




「大ちゃん……おもくないの?」
「へーきだ」
「ごめんね……」
「だからだいじょうぶだって言ってんだろ。それにさ、」
「うん?」
「オレもさつきのことすきだから」
「大ちゃん……だいすき!さつきだいすきだよ!」
「うるせえ、わかったからあばれんな」

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