▽ お便り12
【鯉伴さん・リクオ・鴆さん・男性側近陣に質問します!
お姉さんが高校生になって「大人の女になったな〜」と感じた瞬間はありますか?またそれはどんな時ですか?】
『ふふん…さぁお前たち!私を褒め称えろ!!』
「…言いたくなくなるね。」
「あぁ…手紙見た時点では何とも思ってなかったが、今は屈辱だな。」
「そうなることを分かってて意図的にやってるのも腹立つな…」
『黙らっしゃい! いいから言え!!何なら録音してもいいぞっ!?』
「「「「「やめてください」」」」」
『もう…皆照れ屋なんだから〜!
まぁいいや。アホな事やってないでやるわよ。』
「姉ちゃんがアホな事1人でやってるんだけどね」
『はい、じゃあ今口答えしたリクオ君からどうぞ』
「(しまったぁー!)…大人の女になった……か。」
『なになに。あり過ぎて悩んじゃってんの?』
「いや、無さ過ぎて悩んでるんだよ。」
『またまたー照れちゃってもう!』
「姉ちゃんの心はダイアモンドで武装でもしてるの!?…まぁ、いいや。
うーん…そうだな。中学の時はカジュアルな格好で、ボクの服とか偶に借りてたのが…高校になって女の子らしい服装をしだした時かな。」
『あぁ…懐かしいな。リクオは中学の時小さかったからね…よく服を借りてたよ。んじゃ、お父さんは?』
「オレは……お前の買い物に付き合わされた時に女になったなって感じたぞ。」
『いや、産まれた時から女ですけどね?』
「中学の時まではそんなに物欲なかったのにな…高校になってから服やらアクセサリーを買いまくってたよな。
…あの時は大荷物で大変だったぞ。」
『…ごめんね☆ そしてまた今度お願いね☆』
「やめてくれ。」
「ははっ…鯉菜も大人んなったんだなぁ〜。オレぁ強いて言うと…『肌に優しい効き目ある日焼け止めを作れ』って言われた時だな。」
「どこの女王様!?鴆くんに何頼んでんの!?」
『いや…しゃあないやん?運動会シーズンで日焼け止めが必要だったんだよ。日焼けをなめたらイカンよ。あれ酷い日焼けはものくっそ痛いからね。激痛で動かすのもままならないからね!!』
「いやそんな酷い日焼けしたことないでしょ!?」
『私の友達の見てたから知ってるんだよ!!(正確には前世に経験したんだよ!!)』
「まぁまぁ…お二人共、喧嘩しないで。ちなみにオレは、朝のご支度の手伝いをお嬢が毛倡妓に頼んだ時ですかね。」
「え?どうゆうこと?」
「昔はオレもお嬢を起こしに行ってたんですが…今度からはそうゆうのは全て毛倡妓にしてくれって、毛倡妓に頼んでたんですよ。」
『……私だって一応女だからね。子供の頃ならともかく、寝起きの寝惚けた顔を男に見られたかぁないわよ。』
「ふふ…考えたら分かることなんですけどね。当時は急にそんなことになって…実を言うとオレ傷付いてたんですよ?お嬢に何かしてしまったのか、嫌われたのかって…毛倡妓に教えて貰って安心しましたけど。」
『えっ…そうだったの!?ご、ごめん!!』
「確かにあの頃の首無は凹んでいたな…。
ちなみに拙僧はお嬢がマニキュアなるものを塗っているのを見た時に…大人の女性だと感じました。」
『あぁ!あの時ね!!
よかったらまた塗ってあげようか?』
「…え?塗って…あげようか?」
「黒…お前ぇ…塗ってもらったのか?」
「? 何故リクオ様も2代目も…そんな顔してるんです。マニキュアとは…呪いみたいなもので、塗ったら戦闘力が上がるなどの可保護が得られるのですよね?お嬢」
『あっは!そうだよ♪(女としての)戦闘力が上がるよっ!』
「「「「(騙されてるぞ黒田坊!!)」」」」
「ふむ…なら出入りがある時はまたお頼みしてもよろしいですか」
『もっちろん♪』
「あー…おう、まぁ、いいんじゃねぇか黒。」
「? お前もやって欲しいなら頼むがいい、青よ」
『…ふふん♪強くしてあげるけど?』
「わ、ワシはいいです!そそそそれより、大人の女になったと思った時ですが…お嬢がよくオマケを貰うようになってからですかねぇ。」
「…おまけ?」
「へい。
たこ焼き買ったら1,2個おまけ。鯛焼き買っても1つおまけ。祭りの出店に行ったらあちこちでオマケを貰いまくりでさぁ。中学の時は時々だったのが、高校になってからは10分の7の確率で…これはもうお嬢が益々綺麗になったからですよ!」
『…青、そんなにベタ褒めされても困るわ。でもお礼にマニキュア塗ってあ…』
「おーーっとぉ!! 血畏夢百鬼夜行からの助っ人の依頼がきてたんだったぜ!!すいませんがワシぁここで失礼しますっっ!!」
『…クスッ…あら残念♪』
「…何だかんだ言って、大人の女になったって思った瞬間あったけど」
「……性格的根本は変わらねえよな…」
「うん……」
『…お父さん、リクオ。
爪、可愛くしてあげましょうか?♪』
「「ごめんなさい。」」
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