▽ お便り11
【若菜さん、鯉伴さん 馴れ初めやお互いの直してほしいところ等々をお話しください\(//∇//)\!】
「あらっ、馴れ初めも?」
「馴れ初めか…確か若菜の家に妖が住み着いてたんだよな」
「そうそう!それで悪さばかりして…不幸ごとが次々起こってて困ってたのよねー。そんな時に現れたのが、鯉伴さんよね!♪」
「あぁ。それ以来よく会うようになってな…んでそのまま若菜を好きになって結婚したってことだな」
「懐かしいわぁ〜。あの時の鯉伴さん…少し暗かったんだけど、今は幸せそうで良かったわ!」
「ははっ、若菜のおかげだな!」
『………リクオ(コソッ)』
「……なに(ヒソッ)」
『お母さんて今32歳…だっけ(コソッ)』
「………うん…そうだね…(ヒソッ)」
『…私は15だから、32−15で……(ボソッ)』
「…………17って…高校生…?(ヒソッ)」
『「………………。」』
『お父さんってさ、』
「あん?」
『…ロリコン?』
「ちょっ…姉ちゃん!!ダメだよ!!怖いよ!!」
「…ろりこんって何だ?」
「こら、鯉菜ちゃん。気にしちゃダメよ…鯉伴さんは永遠の25歳なの!」
『お母さん…25は無理あるんじゃ。』
「…なぁリクオ。ろりこんって…」
「そ、そんなことよりさ!2人ともお互いに直して欲しいところは!?」
「オレは…ねぇな。若菜はよくやってくれてるし。いつもありがとな、若菜。」
「ふふっ♪どういたしまして!」
『お母さんは?あるでしょ?』
「待て。何で〈あるの?〉じゃなくて〈あるでしょ?〉なんだ。」
「そうねぇ…強いて言うなら、」
「!?(あったのか!?)」←ショック
「飲みに行くのはいいけど…あまり帰るのが遅いと心配するわね!あと、料理中に抱き着いてくるのも危ないからちょっとやめて欲しいわ!火とか包丁使ってるし…何が起こるか分からないでしょ?」
「…若菜…!!」
『…凄い。』
「…うん、凄いね。愛ゆえだね。」
『愛されてるのがとても伝わってくるね…』
「うん…。てか姉ちゃんビックリしすぎ。」
『だって普通…夫婦って毎日喧嘩して〈結婚しなければよかった〉だの〈何でアンタと結婚したんだろ〉とか言って、もはや愛が消えるもんだと思ってた』
「えらく詳しい描写だね!?どうしたの!?」
「…オレ達そんな喧嘩したことねぇのに何でそんな先入観があるんだよ。」
『あー…友達の家がそんなだからさ、自然とそう思ってた。(本当は私の前世の両親のせいだけど)』
「あらあら…そのお友達大変ねぇ〜。結婚なんかしなくていいやって思わなければいいけど…」
『そうだねぇ(現に前世では結婚に魅力感じなかったけどね)』
「私は鯉伴さんと結婚して良かったって思ってるわ!可愛い娘と息子もできて、私幸せよ!♪」
「…ククッ…オレも幸せだぜ?若菜」
『…(結婚もいいかもな…)』
「…えーっと…、
お父さんとお母さんが二人の世界に突入した挙句、姉ちゃんも何か脳内ログアウトしてるみたいだから、ここら辺で失礼するね!!」
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