この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り96

【淡島の恋愛対象は、どっちですか?また、鯉菜さんのこと恋愛対象として見れますか?】

「オレか? オレは基本女が恋愛対象だぞ」

『ふーん…じゃあ朝昼にしかヤレないね』

「姉ちゃんはもう少し女の慎みを持とうね」

「朝昼かー…それはそれで興奮するけどな!ちなみに、男でもリクオとかイタクなら全然いけるぞ」

『よっしゃ!!BLきたぁぁぁあああああ!!!!』

ゴン…!!

「…ふぅ…さてと、じゃあ後者の質問については?
こんな姉ちゃんでも恋愛対象として見れるの?」

「…リクオ容赦ねぇな。
んー…恋愛対象か…。取り敢えず、鯉菜とやったら多分恋愛感情は生まれるぞ。」

「…順番逆じゃない? 普通好きになってから…す、す…る…もんでしょ…(ゴニョゴニョ)」

「…お前純情だなぁーリクオ!!言うのも恥ずかしいのか!!」

『やるもするも言うのが恥ずかしいならLet'sって言えばいいさぶふうっ!!』

「………ふぅ…」

「……本当に容赦ねぇな…」

「そんなことより、何でLet'sしたら恋愛感情が芽生えるかもしれないのさ」

「(Let'sが採用された…)…だってよぉ…オレあいつの女らしい反応見たことねぇし?」

「女同士でなんか怪しい雰囲気で戯れてる時あったじゃん…あの時は?」

「オレが女の姿してたら全く平気らしくてな…全然動じなかったぜ、あいつ。」

「…男の姿では戯れてないんだ?」

「…男の姿で戯れようとしたらボコられた。めっちゃ冷たい目を向けられて。」

「…中身は一緒なのにね。」

「なぁ? 中身は一緒なのに、外見でスゲェ対応が違うぜ…」




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