この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り91

【鯉伴パパって夢主やリクオのクラスメイトから見たら、何歳に見えるの? 】

『…ちなみに自分では何歳に見えると思う?』

「そうだなぁ…あー…22くれぇか?」

『「それは無理がある…」』

『お母さんなら22とかでもいけそうだけどね』

「あら♪ ホント〜? 嬉しいわー!」

「でも父さんは…うーん…」

『…というわけで、10分前に皆にアンケートを取ってきました☆』

「「早っ!!」」

「鯉菜は仕事が早いわねぇ〜」

『でしょ。
対象者は清十字団の島を除くメンバー及び花開院ゆら・竜二・雅継・破戸・秋房…
そして私のクラスメートの5人の女子に聞きました。』

「清十字団と花開院は分かるよ? 父さんに会ったことあるから…
でも姉ちゃんのそのクラスメートは父さんの顔を知らないんじゃ…?」

『…これが目撃されてたんだなぁー!
番外編〈ケーキ〉の話でね…アイツらケーキ屋さんでずっと見てたらしい…』

「…そういえば…何か一段と騒いでる女の子達がいたなぁ」

「ボクもあのケーキ食べたかったなぁ…」

『買ってきてやったじゃん』

「違うよ! 姉ちゃんと一緒に食べたかったの!!」

『ぐはぁっ…!!』←萌ダメージ100

「鯉菜! 大丈夫か鯉菜ーー!!」

「あらあら、話が逸れてるわよ? じゃあそのアンケート結果をお母さん言っちゃうわね♪
あら…全員匿名なのね、数字しか書いてないわ」

『アンケートだから名前伏せといた方がいいかなって』

「そうね! そっちの方が安心よね!!
じゃあ…数字言ってくわね〜
27, 30, 32, 28, 30, 33, 35, 34, 29, 37, 25, 28, 25, 27
以上14人分の答えでした〜♪」

「…37…」←ショック

『…あぁ、それ答えた人に理由聞いたら
「和服で、時々言葉遣いが古い時があるから。しかも雰囲気に貫禄が出てるから」
だって。』

「…ふふん、その子見る目あるねぇ」

「『(貫禄なんかないと思うけどなぁ…)』」

「1番若くて25だったわね! 良かったじゃない#鯉伴#さん!!」

「やっぱりオレもまだただ現役だなぁ〜」

『ちなみに…計算したら、平均は30だったよ』

「あら、私と一緒じゃない♪」

「父さんっていつから老け出すんだろう…」

『それな』




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