この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り82

【娘さんの(ほぼ)裸を遠野衆&鴉兄弟が目撃したことがありますが、鯉伴さんは父親としてどう思いますか?】

「…お前なぁ…もう少し気を付けるべきじゃないのか?鯉菜」

『……………いや、でもさ…別に全裸で自ら飛び込んだわけじゃないのよ? こう…人がお風呂入ってる時に向こうがやってきた、って感じだし。むしろ私被害者じゃないかな』

「警戒心が足りねぇんだよ」

『違うよ。アイツらが皆変態なんだよ』

「ちげぇよ。男が変態なのは当たり前だ。」

『…………。』←虫けらを見る眼

「……ちょっと待て。最初からやり直さねぇか?」

『無理よ。これは生放送でお送りしてるから』

「…オレは変態じゃねぇぞ?あくまで世間一般の男が変態なのであって、オレは純粋だからな?」

『分かってる。皆分かってるから…お父さんが変態であることは。』

「違う!!オレはいたって…」

『はいー、本日の談話室はこれにて終了でーす。あ、変態父さん、私を中心に半径1mには入らないでね。』

「なっ…!!ま、待ってくれ鯉菜ー!!」




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