この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り79

【リクオ君、異性にされてドキッとする仕草を3つ以上教えてください!!!夜のリクオ君も答えて欲しいです】

『その3つ!この麗しき愛しの姉がやってみ…』

「結構です(ニッコリ」

『…ウッス』

「まず1つ目はー…首を傾げる動作かなぁ。2つ目は結んでる髪の毛をおろす時。3つ目は…うーん…リップクリームつける動作?」

『何で最後疑問形なのよ…』

「いや、他にもなんかあった気がしたんだけど…思い出せなくて…」

『ふーん? まぁいいよ。さぁ、次は…夜の出番だ!変われ!!』

「無理だよ!!姉ちゃんみたいにコロコロ変われないんだからね!?」

『ふっ…姉を甘く見るな!!こんなこともあろうかと…遮光カーテンを用意していたのでござる!!
さぁ!!部屋は真っ暗だぞ!!
いでよ…!女たらしな夜リクオ!!』

「……誰が女たらしだ、姉貴」

『無自覚とは恐ろしい男だ…
んで、さっさと私にときめく三大要素を述べよ』

「趣旨変わってんぞ。
…異性にされてドキッとすることか…そうだな、やっぱ首を傾げる仕草かねぇ。」

『ヒルオと同じこと言ってる』

「(ヒルオ…)
…あとは…幸せそうに食べてる時の顔とか…」

『ふむふむ…最後は?』

「………耳に髪をかける仕草…(ボソッ)」

『…私はそれを恥ずかしそうに言ってるリクオにときめいているなぅ』

「…っせぇよ」




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