この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り77

【鯉菜ちゃんは、鯉伴さんのことどうおもっていますか?夜の鯉菜ちゃんも答えてください】

『どう思ってる…って言われても…
普通のお父さんとしか思ってないけどな』

「そだね…普通でしかないよね」

『強いて言うなら…良きお父さんだね。時々っつーか毎日鬱陶しいけど…でもあの鬱陶しさがなくなるとそれはそれで寂しいし』

「過保護なところもあるけど…でもそれも愛ゆえだし。」

『一つ嬉しいのは…何年経ってもイケメンが拝められることかな』

「確かに…あのカッコよさはいつまでも保っていて欲しいわね」

『でもいつかはおじいちゃんみたいになるんだろうなぁ』

「ぬら爺みたいに鯉伴がなるまで…アタシ達生きてるかしら」

『それな。クオーターだからね。ほぼ人間だからね…どのくらい生きるのかしら』

「鯉伴も400年生きてるのにあの若さでしょ?アタシ達も最低200年はピチピチなんじゃないかしら。知らんけど。」

『そだね…きっとお父さんの半分くらいだろうね』

「…気が付いたら話が脱線してたけど、まぁ結論として…」

『鯉伴は私達の大好きな父親です!!』

「(鯉伴がいないと堂々と照れずに言えるのね…)」




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