この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り63

【鴉天狗さんは息子とお嬢が結婚したらいいなーとか思ってたりしますか?また親父殿の意見について三羽鴉はどう思いますか?】

「ふむ…どっちでもいいですかね。
お嬢のことを息子達が好きなら…二人にはくっついて欲しいですが、他に好きな女子がいるなら…そちらの女子と幸せになれ。息子達よ。」

「親父…」

「…親父もそういうこと言えるんだな」

「なにぃーっ!?それはどういう意味じゃ!!この馬鹿息子ども!!」

「私についてはノーコメントか…親父」

「いやいや、そうじゃない。
リクオ様のことが好きなら応援するが…はっきり言うぞ…
ぬらりひょんの血族の嫁になるのは大変じゃぞ…!!ベタベタとひっつき回って鬱陶しいか…もしくはぬらりくらりと何処で何してるか分からないのをただ家で待つ…!!それを耐えきれるか!?ささ美」

「…親父…」

「なんじゃ?」

「「「ご愁傷様…」」」

「は?」

「ククッ…ベタベタとひっつき回って鬱陶しい…か、鴉天狗よ」

「なっ!総大将!?」

「…ただ家で待つってのも…まるでオレが嫁を放ったらかしにする酷い旦那みてぇな言い方だなぁ?」

「り…鯉伴様も…!?」

「「覚悟はできてるんだろうなぁ…?」」

「ぎゃ…ギャアアアアアアア!!!!」




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