この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り45

【初代や首無ら側近達に質問です!鯉伴のお嫁さんが約400歳年下の女子高生若菜さんで、しかも妊娠を知った時の感想は?】

「ふぅむ…まぁ最初は率直に嬉しかったかの。長年、あいつは乙女さんのことで苦しんでおった…。もう誰かを娶るなんてことねぇんじゃねぇかと何度も思ったしのう。」

「オレも…若菜様のおかげでようやく笑顔を取り戻した2代目を見て、今度こそ幸せを掴める番なんだと嬉しかったのを覚えています。」

「ワシだって嬉しかったぜ!!しかも子供が出来たと知った時は尚更…!涙が出てきたのを覚えてるぜぇ…!!」

「拙僧も大変嬉しかったです…
鯉伴様のあの時の落ち込みぶりを見た時は最初信じられませんでした…それがようやく、本当の笑顔を若菜様のおかげで取り戻せたのですから、若菜様には感謝してもしきれません。」

「オイラも嬉しかったよ〜
でも、オイラたち妖怪からしたら、年の離れた恋愛なんて普通だけど、人間からしたらコレってかなりの年の差婚だよね〜」

「…確かに。今人間達の間でも流行っているようだしな。」

「…えらく詳しいな、青。」

「そらーな。なんたって若とお嬢の護衛で学校に行ってんだからよ!血畏夢百鬼夜行の奴らからも話聞いてるし…黒、お前よりかは詳しいぞ!!」

「(ムカッ)」

「人間からしたら、2代目はかなりのロリコンかもしれないね〜」

「…ロリコン? 何だそりゃあ…」

「!! ふっ…お前とて知らぬじゃないか、青」

「ムッ…じゃあオメェは知ってんのかよ!!」

「…知らぬ。首無、お前はどうだ?」

「…オレも知らないな。…初代はご存知ですか?」

「そういやぁ…鯉菜が幼い時、ベタベタ引っ付いておった鯉伴によく言ってたなぁ…
結局最後まで意味が分かんなかったが…
河童、どういう意味なんじゃ?」

「…知らない方がいいこともありますよ〜」

「「「「???」」」」




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