この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り34

【奴良姉に聞きます。あなたの人生の中で見つけた萌えBest3を教えてください。】

『悩むわ…どれも捨て難くて悩むわ…』

「ボクの萌えベスト3は全部姉ちゃんだよ!」

『ありがとう、リクオ☆』

「オレの萌えベスト3も全…」

『あざっす(即答)』

「ちょっと待て。なんだこの差は…」

「どーどー、落ち着いて父さん」

『そうよ、落ち着きなさい? 今からベスト3の発表が始まるのだから…
それじゃあ第三位!!
リクオが熱出した時に、お父さんがリクオのオデコに自分の額を当てた時のこと。』

「…そんなんあったっけ」

「…旧鼠の時のことか」

『そう! あの時はもう…二人の顔の近さと珍しく父親顔したお父さんに悶えましたhshs』

「「やめろ」」

『いてっ…そんな2人してハモるところも素敵よ!』

「………」

「なぁ、2位は何なんだ?」

『ん? 2位は牛鬼だよ
牛鬼が子供の日のお祝いに牛頭馬頭に何かをするべきだろうかって相談してきた時はキュンとしちゃいましたね!
もう渋くてカッコイイ父親顔…!!でもあの二人は子供の日のお祝いされる程もう幼くないんだけどね!!でもそんな頭良いのに天然なところがキュート!!
あぁ…何であんな素敵なんだ!!惚れてまうやろ!!』

「「…第一位は?」」←ついていけない

『そんなもん鴆に決まってるじゃないか!!
鴆の羽見せてって頼んだ時のあの…ファサ…って…たまらん!!』

「…リクオ、ファサって何だ?」

「…羽を広げた時の効果音じゃない?」

『違うよ!!?
羽じゃなくて、羽を見せるために着物を…脱ぐっ…キャッホッホーーーーー♪♪♪』

「…要は、羽を見せるために着物を脱ぐ時の効果音だね」

「………オレもファサッてやってやろーか?」

『いやイイっす(即答)

ああ…それにしても…鴆のエロさに乾杯っ!!』

「「………(分からない)」」




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