▽ お便り30
【お嬢の照れた可愛いところが見たいので、奴良家、首無、毛倡妓でお嬢を褒めちぎってください(笑)】
『何この企画…』
鯉「分かるぜ、このお便りの差出人の気持ち…」
リ「父さん、ニヤニヤしすぎ。
じゃあ…取り敢えずどんどん皆言ってこうか。
目指せ!!姉ちゃんを照れさせろ!!」
『(変なイベント…)』
青「へい!ワシから行かせてくだせェ!!
ワシぁ学校に護衛として行きますが、お嬢はやはり群を抜いて美女だと感じます!!」
『…まぁ、お父さんとお母さんの子だし…ましてやおじいちゃんと珱姫との孫だしね。』
鯉「…おい、何普通にコメント返してんだよ。それじゃぁ駄目だろ。照れろ。」
『無理。照れないものは仕方ないわ、パパ』
鯉「(パパ…!!)そ、そうだよな…!」
リ「父さんが照れてどうすんだよ!!
…うーん…黒は?何かない?」
黒「…お年寄りに席を譲ったり、困っている異国の者を助けたり…困っている人を見たら助けずにはいられない優しさをお嬢はお持ちです…!!(どうだ…!照れろ!!)」
『…普通の人が困ってたら無視するけどね(ボソッ)』
黒「え」
『お年寄りとか外国人は助けないと何か良心が痛むだけだし。』
鯉「…………(これは父親として叱るべきなのか?)」
リ「駄目じゃないか!どんな人であっても、困ってる人がいたら助けないと!!」
『…お姉ちゃん、リクオみたいな良い弟がいて鼻が高いよ。嬉しいや。』
リ「えっ…そ、そんな大袈裟だよっ、普通のことしてるだけだし!」
鯉「リクオ…お前が照れてどうすんだ。」
リ「…はっ!しまった!!」
『ニヤニヤ』←確信犯
リ「ちょっ、姉ちゃんを照れさせるどころか…ボクたちが照れてどうすんだよ!誰かないの!?取っておきのネタ!!」
毛&首「「あります!!(キリッ」」
『!! …毛倡妓っ、首無…!?』
鯉「!! おい、青と黒。鯉菜を押さえ付けとけ」
青&黒「へいっ!/ハッ!」
『いっ!? の、退きなさいアンタ達…!!
お父さんも何よいきなり!!』
鯉「念には念をだ。お前さんが逃げねぇようにな」
リ「ナイスだ父さん。じゃあ毛倡妓から話してくれる?」
毛「えぇ、勿論です。
お嬢は一見ドライだと思われがちですが…実を言うととても人情深い方ですよ。
ご学友のもそうですが…リクオ様や若菜様、2代目の誕生日プレゼントには特に気を遣われ…」
『ああああああああああああ!!!もうやめよう!!!もう分かったから!!!やめてく…むーっ!!』
鯉「毛倡妓、続けてくれ。」
毛「は、はぁ…
御三方に贈り物をする際は徹底的に調べ物をしておられるんですよ。今欲しがっているものは何か…不便に感じていることはないか…流行りの物など色々分析していつも決めているんですよ。」
リ「そういえば…あの時のCDとか整理棚とか…」
鯉「…オレの煙管とか手拭いとか…」
鯉&リ「「ちょうど欲しいと思ってた頃に贈られたな」」
毛「若菜様もハンドクリームやシリコン製蒸し器などを貰って大変喜んでましたよ」
リ「そういえば…カナちゃんとか巻さん、鳥居さんも喜んでたな…贈り物のセンスがいいって。」
『もがふが…(勘弁して下さい…)』
毛「思い当たりがあるなら分かると思いますが…お嬢は本当に人を喜ばすのが大好きなんですよ。
ね? お嬢♪」
『………』←半死
首「それだけじゃありません。お嬢は心根がとても優しいんです…
いつの日だったか、オレや毛倡妓のところに来て相談して来たんです。『お父さんに最近素っ気なくしてしまう』…と。」
『ふがーーーーーーっ!?(それだけは言うなっつったろーが生首野郎!!)』
鯉「…そう、なのか…?」
毛「あぁ…そういやあったね、そんな事。あの時は涙目で相談してくるお嬢が可愛くて可愛くて…!!」
『……〜〜ッ!!』
首「『優しくしたいのに、逆に冷たくしてしまう』とか『お父さん傷付いてないかな』とか言って…2代目を心配してましたよ」
鯉「鯉菜…(じ〜ん)」
『(首無殺す首無殺す首無殺す首無殺す…)』
首「(ぞくっ…)!??」
毛「娘が年頃になると父親に冷たくなるとよく言いますが…良かったですね、2代目。お嬢は変わらず優しいままで!」
青「な、なんて良い話なんだあ!!」
黒「2代目を傷付けたのではと不安のあまり泣くなんて…なんていじらしいんですか!!」
『ぷはっ…ねぇ!!もうやめよう!?』
リ「姉ちゃんってやっぱり父さんのこと好きだよね!!」
『ぅ、うるさいっ!!』
毛「録画したアニメとかドラマを深夜にこっそり観ていらっしゃいますが、感情移入してよく涙していますしねぇ」
『何で知ってんの!?』
首「あんなに親身になってTVで涙するのは人情深い証拠ですね!」
『違うから!!目にゴミが入っただけだから!!』
青「歌を聴いて泣いてたのをワシぁ見たことありますぜぇ!!なぁ、黒!!」
『それ花粉症だから!!』
黒「…冬のことでしたけど?」
『…やかましいわっ!!』
リ「姉ちゃんって意外とさ、感情豊かだよね」
『そんな事ないから!!』
鯉「お前さんがオレのこと大好きなのは充分分かったから、落ち着けよ。なっ?」
『誰だよアンタ!!今その話してないから!!』
鯉「そんなに顔を真っ赤にして言われてもなぁ…
萌えることしかできねぇぞ?」
『燃えろよ…頼むから燃えてくれ』
リ「大丈夫だよ姉ちゃん。
ここにいる皆、今全員姉ちゃんに萌えてるから」
一同「ごちそうさまです!!」
『………燃えてチリになりたい』←瀕死
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