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▼ 音柱の嫁は唯一の女になりたい(鬼滅)

Twitterでよく呟いてる音柱の四人目の嫁が生まれ変わって唯一の女になる話です。
原作軸では夢主が死ぬ描写があります。
本誌分ネタバレが微妙に含まれているのでご注意ください。


原作軸

宇髄天元と同じ忍の里で生まれ育った女の子が、里を抜ける宇髄天元に連れられて四人目の嫁にしてもらい、鬼殺隊の隊士となる。
たぶん宇髄弟あたりと結婚する予定になってた。他の嫁3人とはちがって、後から宇髄に娶ってもらったので、里から連れ出した責任から嫁にしてもらったのだと思っている。
ただし宇髄とも嫁3人とも関係は良好。

戦闘能力が高かったので、少しでも役に立とうと宇髄の反対を押しきって鬼殺隊に入り、カナエに弟子入りして花の呼吸を教わった。

鬼と戦うのも死ぬのも怖いが、宇髄のそばにいるために頑張ってるけれど、どうしても不安で押し潰されそうな時、宇髄が他の嫁と過ごしていたりすることからどんどん何も言えなくなっていく。

宇髄柱引退後も鬼殺隊に残り、無限城で無一郎と遭遇前の上弦の壱と遭遇し、死亡。
死ぬ直前に宇髄と嫁たちのことを考え、幸せになってくれればいいと思いつつも、自分のいない世界で笑っている宇髄が頭を過り、本当は宇髄をひとり占めしたかった、と思いながら死んでいく。



キメツ学園軸(記憶有り転生)

18歳高校3年生(胡蝶しのぶと同級生)
宇髄と嫁たちを徹底的に避けている。
学食・購買に行かなくていいように毎日お弁当で、美術の授業(選択制)はとらない。
宇髄のことは好きだし大切にしてくれていることもわかってるけど、自分ひとりを大切にしてくれる人がいい。

それを宇髄本人に伝えているし、たぶんそれを言われたら宇髄は引き留めることもせず「そうか」で終わる。
でも宇髄的にも、嫁じゃないのに里から連れ出して娶ったのはやっぱり特別だったからで、無限城では宇髄がそばにいないところで死んでしまったので、全部終わったあとに死ぬほど後悔してる。
だからなるべく意向は尊重したいと思ってるけど、宇髄を拒否したことが本意ではないことまで見抜かれてるから、まず嫁3人と話をつけにいく。
キメツ学園軸では一夫多妻はだめなので!!!

嫁3人も先に死んでしまった夢主を心配しているし、嫁3人に引け目を感じていることもわかっていたのできっとひと悶着(おもに須磨さんとか)ありつつも納得。
そこまで終わってようやく宇髄が夢主と復縁。

宇髄天元のことなのできっと卒業式に宇髄分記入済みの婚姻届を渡してくる。
さすがに困惑するけど、前も嫁だったので行き着くところは結局同じなのでは……?と思ってしまうところをしのぶさんに止めてもらう。



宇髄天元の唯一の女になるにはインパクトある死に方して転生するしかないな!!って結論に至ったんですけど、転生したくらいで宇髄は嫁3人と別れたりしないと思うので解釈違いです。つらい。
原作軸とキメツ学園軸をリンクさせながら交互とは言わないまでも織り混ぜて書きたい。




↓さくっと書いたプロローグ(夢主死亡シーン)





わたしがいなくなったら天元様はどうするだろう。薄れていく意識の中でわたしの頭を過ったこと。だけどすぐに、きっと何も変わらない、と自分の中で結論が出てしまった。わたしはあの人に娶ってもらったけれど、あの人にはわたしの他にも3人、わたしなんかよりもよっぱど美人で器量が良くて魅力的なお嫁さんがいる。わたしがいなくなった後は、きっと4人でうまくやっていくのだろう。天元様が幸せならば、わたしはそれで満足だから。たとえそこにわたしがいなくても。深く切りつけられて、すごくすごく痛かったのに、今はもう痛みも感じない。目を開けていられなくて、閉じた瞼の裏には幸せそうに笑う天元様と、雛鶴さんとまきをさん、須磨さんの姿が浮かんだ。

「………や、だ」

ほとんど吐息のような声。周りには誰もおらず、わたしの声は、気持ちは、誰にも届かない。ほとんど無意識のように出た言葉に、頭をガツンとなぐられたような気分だった。いやだと、わたしはそう言ったのだ。そうして、ようやく気がついた。わたしはずっと、あのひとの、たったひとりになりたかった。



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