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特別な日

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※名前変換なし




「白沢様!!なんで神社に居られないのですか!?」

「歩音でいい。何故と言われても…」

「私神社まで行ったんですよ!?」




葵はよく奴良組に来るが(歩音に会いに)これだけ怒っているのも珍しい。

そもそも…葵知ってただろ?歩音が奴良組にいるって。
なんでわざわざ神社まで行ったんだか…。




「葵」

「……リクオ君は礼儀正しいから好きだけどリクオは後輩としてのマナーなってないよね」

「うるせー。なんで神社なんて行ったんだよ」

「……………え、まさかリクオ知らない…の?」




葵が歩音を見ると、歩音は頷いた。


…俺が知らない何かがあるってことだよな?




「今日なんかあんのか?」

「あるってわけじゃないけど…特別な日。そうですよね、歩音様」

「千年も生きていれば別に特別だとは思わん」

「自分のことも大事にしてください」

「自分のこと?」

「…リクオってなんか鈍いよね。今日は、歩音様の誕生日なの」




誕生日…誕生日!?歩音の!?
そんな話俺1回も聞いてないぞ!?




「だから、今日くらいは神社に居ても可笑しくないかなぁって」

「…知らねーぞ俺………」

「リクオ様!!私も知りませんでした!!」




氷麗は俺と同じように知らないのが嬉しいのか?笑ってるぞ?

…氷麗が知ってたら俺も知ってんだろうな…。




「とりあえず、お誕生日おめでとうございます!!」

「…葵はわざわざそれを言いに来たのか?」

「はい!!!」




こいつらはいつでもこうだ。


神の世界なんて俺は知ったこっちゃねぇ。
でも身近にいるこいつらはいつもあっちにいる。

小さいことで感動したり、大事なこと忘れてたり、何かが違う。俺とは。


それでもこいつらは俺の近くに居る…。




「歩音…おめでとう」

「あぁ、ありがとう…な」




照れたように見えたのは…きっと俺の気のせいだ。






特別な日

( 私からはかき氷を )
((( え…っ!? )))




◎姫華さんのみお持ち帰り可
20111212


▼姫華さん

リクオ目線って難しいですね←
若干ギャグじみてますが、それは愛嬌ですw

きっと、葵は何かと真面目だからわざわざ神社まで行きます。
それで居ないと知って八つ当たり。
主に対象は夜リクオだと…w

今回も地味に夜リクオいじめてましたから←
昼と比べられるって多分彼は苦痛ですよねw

そして、大人な歩音ちゃんはガキ2人を呆れつつ微笑ましく見てて欲しいって…。
瑞郁の希望ですw

そんなわけで(?)グダグダな作品にはなっておりますが、受け取っていただけると嬉しいです。


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