銀魂 | ナノ
素直とドS
『銀ちゃんー。』
「お、沖田妹。どうした?」
普通なことを言えばとても可愛らしい笑顔で彼女は言う。
『土方暗殺計画、手伝ってくんない?』
銀時は顔を引きつらせる。
「そういう話は総一郎君と。」
『人手足りないから。』
…たくよー。
なんで俺…?
なんて思うが沖田の妹だ。
そんなこと気にせず普通に拉致だ。
『万事屋でしょ?ひとつワガママ聞いてあげるから。』
すると、銀時はニヤっと笑った。
一応、Sに所属する人間であるから、まぁそういうことである。
「それじゃあ銀ちゃんの彼女になってもらおうかなぁ。」
『え?///何言って…。ワガママひとつ聞くって言ったけど…////』
赤面する彼女は本当に可愛い。
総一郎君の妹のくせにこういうとこ純粋だよなー。
「本気にしたか?」
と、彼女は目を点にする。
『冗談…?』
銀時はまたニヤっと笑う。
『銀ちゃんのバカ─────!!』
そして、全力で殴られる。
素直な彼女に対して、銀時が素直になるにはもうちょっと先。
素直とドS