狐の孫
▼3.お姉さまのお呼びだし
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私が部屋を出れるのはお姉さまに呼ばれてときだけ。
だからお姉さまに会えるのは本当に嬉しい。
大好きなお姉さまに会えるのはもちろん、いろんなことを学べる。
それにあの花を見ることもできる。
だから私を呼んで欲しい。
「百紅、お前のお姉さまが呼んでる」
「百紅さまと呼べぬのか?茨木童子」
茨木童子…何回か来たことがあったと思う。
お姉さまと仲良しな人の１人なのかな。
『百紅でいいよ…。お姉さまに…会いたい』
鬼童丸が私の手を引く。
やっぱり優しい。
お姉さまのお呼びだし(もうすぐ会えますね)
(うん…!)
◎110705
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