狐の孫 | ナノ

狐の孫

11.お手伝いさん

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『あれ?』




結局、コンビニまで行ってお弁当買ってきた。
料理なんて作ったことないし。



でも、ちょっと無駄だったかもしれない。




『鬼童丸…!?』




テーブルの上にあったのは見覚えのある料理。
あ、私の大好きなおかず。



あり得ない。
だって此処には私以外誰もいない。




じゃあ誰が?





『…まぁいっか』




なんだかどうでもよくなった。



だって、美味しい料理が食べられる。



あぁ、でもちょっと寂しいな。
外で…あの花見ながら食べようかな。




「百紅様、どちらに?」


『え?』









見たことのない女の人


(失礼しました!羽衣狐様から遣わされた者です)
(羽衣狐…えっと…お姉さま…?)
(その通りにございます)




◎110817




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