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守り神

41.これが私の戦い方

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『っ!』




何分か前に戦闘開始はしてる。
だけど攻撃は仕掛けてこない。



あたしには。



だから、リクオへの攻撃があたしの方にきたのを避けるだけ。
避けるっつっても素晴らしき神気が弾いてくれちゃうんだけどさ。



んー…後輩が大変そうだなぁ…。



こっちから攻撃しようかな。




『ちょっと失礼?』


「え?あぁ……。」




ばたっ…




とりあえず髪の長い女の人終了。



あたしがしたのは彼女の肩に触れる。
これだけで倒れちゃったんだからびっくりするか。



四国妖怪はもちろん、リクオまでもあたしガン見。




『安心して?威力弱めにして気絶してるだけだから』




これで安心するとは思えない。
標的がきっとあたしに変わる。



その前にあたしが全員気絶させればいい。



ってことで。




『君、肩濡れてるよ』


「は?…あ」




2人目終了。



カッパ系かなぁ。
手…濡れた…。




『…もう戦いはやめて引くっていうなら見逃す。ってことでいい?旦那』


「あ…あぁ」




嫌そうに言うね、リクオ。
あたし関係ないからなるべく早く帰りたいの。




「…今回は引かせてもらうよ。今回は。それじゃあ」




今回って2回も言った。
負けたんじゃないって訴え?



狸は1人で先を行き、あとの5人もついていく。
あたしがやった2人はデカいのが担いで行った。



一段落だね。




「なんで見逃した?」




その質問来ると思ってた。見た目は一般的じゃないのに質問は一般的なんだ。




『…私は妖怪じゃない。無駄に関わりたくない。
それに…あたしが彼らをやったら奴良組としては面白くないでしょ?』


「それは…」




言い返そうとはしない。
口では恐らくあたしの圧勝。



…てゆうか帰りたい。
リクオ、あたしとリクオくんは学校あるんだよ。
そこら辺気遣いする気ない?




「…まぁ…とりあえず帰るとするか」


『話がわかるね』


「そりゃどうも」




家まではまだ数十分ある。その間に話せること、話せたらいいな。



彼はもう知っちゃったんだから。



あたしの存在。



もちろんこっちも聞かないと。
リクオ…もとい若頭についてね。









これが私の戦い方




◎2話合体




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