守り神 | ナノ

守り神

34.鏡の中で

34/62





『あら、若頭様?』


「お前は…守り神?」


『ふふ、よく覚えてたわね』




あーあ。
先越された。



この妖怪どこでも出てくるんだ。




『カナちゃん…大丈夫?』




とりあえず可愛い後輩が無事だったので問題なし。




「えっと…大丈夫です」


『足…怪我してるわね』




妖怪にやられたのかな…。



まぁどうでもいっか。



…このまま帰らせるのわね。



治癒の光が辺りを包む。
相変わらず眩しいな。




『もう大丈夫。若頭様、この子を家まで送ってあげて。私はヤボ用があるから』




瞬間移動…はダメか。
委員会あるし。




「じゃあな、守り神様よ。またいつか」









鏡の中で



◎110705




  back

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -