守り神
▼34.鏡の中で
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『あら、若頭様?』
「お前は…守り神?」
『ふふ、よく覚えてたわね』
あーあ。
先越された。
この妖怪どこでも出てくるんだ。
『カナちゃん…大丈夫?』
とりあえず可愛い後輩が無事だったので問題なし。
「えっと…大丈夫です」
『足…怪我してるわね』
妖怪にやられたのかな…。
まぁどうでもいっか。
…このまま帰らせるのわね。
治癒の光が辺りを包む。
相変わらず眩しいな。
『もう大丈夫。若頭様、この子を家まで送ってあげて。私はヤボ用があるから』
瞬間移動…はダメか。
委員会あるし。
「じゃあな、守り神様よ。またいつか」
鏡の中で◎110705
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