守り神
▼23.無理でした
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『ごめんね、2人とも。梅若丸の祠に行きたいんだけど…付き合ってもらっていい?』
「「はいっ」」
…祠まで行く間は別に人間のままでいいと思う。
祠で神化ってことで。
ただそれまでに真相だけ確かめとこ。
『リクオくん、氷麗ちゃん。聞きたいことがあるの』
2人そろって首を傾げる。
『2人って───付き合ってる?』
あははははー。
ミスった。
いきなり妖怪ですかとか聞けないから。
「つ…付き合ってるわけないじゃないですか//」
「そうですよ!!!言っちゃえば私はお世話係みたいなのでー…!ってなんでですか!?」
『ごめん、こっから本題』
行け、私…!!
『2人って親戚?』
駄目でした。
無理でした
◎110612
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