守り神
▼19.らしくない
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『で、清継くん目的地は?』
山のふもと到着。
本当に単なる山だよ。
ただねぇ…妖気が。
「梅若丸の祠で先生が待ってます!」
『ふーん…。こっち来て。祠はこっちにある気がする』
「え、伊勢先輩?」
祠なら神様はいるでしょ。神気のある方に進んで行けばいい。
実際神気はある。
小さくて消えそうな、何かに迷ってそうな、そんな神気。
『行こっか。霊感みたいなのあって祠捜しは得意分野だから』
清継くん辺りは救世主だって騒いでる。
リクオくんとゆらちゃんは若干焦ってるね。
やっぱり怪しい。
『え…?』
泣き声が聞こえた。
神様が泣いて…る?
らしくない
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