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守り神

11.奴良君と妖怪と私

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今日は奴良くん雑草と仲良くしてるんだってさ。
あれ、喧嘩のが近いか。



まぁなんとでもなる。
お礼するって言ってたし。




『ん…あ、カナちゃん』


「葵先輩!!」




奴良くんのクラス行くと毎回話し掛けてくれる。
最初行ったときも確かカナちゃんが色々教えてくれたしね。




『どしたの?怖い顔してるよ?』


「あ、昨日…。妖怪?を見ちゃって…」




なんでも、人形に取付いた妖怪を見たとか…。



あほくさ。
…とか昔なら思ったんだろうな。



そんなこと思うんなら自分自身も否定することになるし。



てか昔昔って…。
私やっぱり…




『過去を引きずってる…?』


「何か言いました?」


『あ、なんでもない。気にしないで』




…私はなんで神様に守られてる?









奴良君と妖怪と私





◎前話の本文中のタイトルと対(^p^)




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