守り神 | ナノ

守り神

9.これが出会い

9/62





「おい、リクオ」




眩しかった。



その中に鴆が俺を呼ぶ声が聞こえた。




「鴆…今の光…なんだ?」




さっき俺が斬ったはずの妖怪に傷はない。
気絶はしているようだ。



建物は焦げ目もなく火事の前と同じ状態。




「今…なにがあった?」


「リクオ様っ」




カラス天狗が焦った様子で俺の元へ来た。




「変な“気”がしませんか…?」


「…待ってろ。俺が見てくる」




2人を置いてその気に近付いていく。



そこには――




『…え?』




淡い光に包まれた幻想的な少女がいた。



お前は何者だ…?









これが出会い




  back

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -