銀魂 | ナノ

2012!!

総悟君、

3/3

「世名」

「ん?」

「……なんでもねぇ」




今日は7月8日。つまり俺の誕生日。
……であるのだが、隣にいる彼女は無反応。むしろ知らないって勢い。
要するに、全く祝われていない。

屈託のないあいつの笑顔が、余計にむかつく。
お前一応俺の彼女だろ?なんで覚えてねぇんでさァ。
なんてさすがに言えねーが、言ってもいい気がする。




「総悟君さ、なんかイライラしてるね」

「(誰の所為だと思ってんでィ)いや……」

「本当にイライラしてないなら私の目を見て言おうか」

「………」



言い返せねぇ俺も俺。
だけど世名にだって非はある。絶対に。


そんなことを思っていたら、世名はいきなり笑いはじめた。
…………え?




「あはは、おめでとう!」

「は?」

「祝って欲しいなら素直に言えばいいのに」

「え、おまもしかして…」

「知らないフリしてただけ」




あー、ムカつく。
結局遊ばれてただけじゃねーか。
とか思いつつも世名の笑顔を見ていると許せる気はする。


が、




「お仕置きしねーとなァ?」

「え…?」




許すわけねーだろ





誕生日おめでとうううう!!

( どーしよっかなァ )
( おめでとうおめでとうおめでとううう! )
( 俺ん家行くとしますかねィ )
( ちょっとおおおぉぉ )




◎初めて間に合った!笑
20120708



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