ひびの入った
▼20.これは、
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※会話文のみ
「なぁ阿伏兎。なんで俺は和の攻撃受けちゃダメなわけ?」
「そりゃあ……」
「そりゃあ?」
「…言わねーと判んねーかい」
「?うん」
「渚嬢は…お前が好きなんだ」
「…へぇ」
「お前さんも好きだろ?」
「俺が?和を?」
「渚と何処かに行きたいって言い出したろ?好きじゃない女と一緒に居たいなんて思わねーだろ、普通」
「…それで?」
「…好きな奴殴ったら渚嬢の精神状態滅茶苦茶だろ?恐らく」
「阿伏兎なら、和に心配されないって話か」
「あれ、なんだか視界が歪んでんだけど」
「和に殴られるのは阿伏兎しか出来ない。少し悔しいけど」
「…やっぱ渚嬢のこと好きじゃねーかこのすっとこどっこい」
「そうなんじゃない?」
「やれやれ…それじゃあお姫様に殴られてくるとしますかね」
「随分乱暴なお姫様だなぁ。いってらっしゃい、阿伏兎」
阿伏兎がお姫様に殴られる前の話
◎どこまでも鈍い神威さん(^^)／
2011.10.11
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