小説
(ジャン視点)

ナマエが同期の連中の腰巻をめくって遊んでいるというのは、マルコのを目の当たりにした自分としては、本当にくだらねぇな程度にしか思っていなかったが。クリスタの腰巻を捲ったのを目撃したところで考えは一転した。

白い布を隔てた丸みのある尻と、それに沿った下着の線。いつもならそれを覆い隠すように分厚い布が回っているが、それを取り払うことで全てが露わになるわけだ。
思春期真っ只中の俺らの世代にとっては、それだけでも十分にクるものがある。
意中の女であるミカサのそんな姿が見られるなら…。

「おい、ナマエ」
「あ、ジャン。こないだのマルコとの件はおふざけだよ。マルコの名誉のために訂正しとく」
「分かってるっつの。つーか男のケツを見せられてもだな…と、ところでミカサは?」
「あー…マダダヨ」
「!そうかよ、ほらあそこにミカサが…

――ペロンッ

!?」
「ミカサはもう終わったし、それ以降お風呂のとき脱がさせてくれるし脱がしてくれる」
「畜生」
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