小説
GS2主=夢主 / 微裏

応援部の女子の主な活動はチアリーディング、つまり足を上げたりジャンプしたりと激しく動くことが欠かせない。それを聞いてチアリーダー特有のあの極限にまで短いスカートの中が気になってしまうのは健全な男子ならば当然である、らしい。ただしそんな淡い期待は入部直後に打ち砕かれていたようだけれども。制服の下にスカパンを穿いている女子もいるくらいだ、普通に考えてチアリーダーの女子が何も対処していないわけがないじゃないか。色気の欠片もないアンスコ越しにスカートの中を見て喜ぶ奴なんてこの応援部にはいない。
だから、他の連中はナマエ先輩の失態に気付いていないはずだ。というかそうでないと困る。部活中ずっとナマエ先輩を見ていたからこそ気付いてしまったナマエ先輩の失態。

(…っ!…なんであの人アンスコ穿いてないんだよ!!)

どこか抜けているナマエ先輩の事だからどうせ家に忘れてきてしまっただけだろう。いまさら女性の下着を見て性的に興奮するような天地翔太ではない…しかしナマエ先輩のは特別だ。ナマエ先輩の下着は汗ばんでお尻に貼り付いて透けているし、割れ目に食い込んでいた。それなのにナマエ先輩は他の部員と笑いながら活動しているのだ、そのギャップにドキドキして不覚にも股間が張り詰めてしまう。学ランは小柄な僕にはぶかぶかだら良かったものの、果たして部活が終わるまで保つのだろうか。

110220
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