「おいミョウジ」
「あん?」
「お前、夏合宿参加な」
「えっ何その強制イベント。やだよ何のために帰宅部やってると思ってんだ」
「そこを何とか。メシ作ってくれるだけでいいんだ。じゃなきゃ…俺が作るぞ…」
「ええ〜〜何その死亡フラグうわぁ断れねぇ〜〜」
基本お節介な私は、私の知らない後輩たちのお腹の具合まで心配してしまうのである。
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「わーガチでナマエさん来てくれたんだ〜嵐さんやるゥ!」
「まぁねー」
「やっぱ嵐さんと付き合ってんじゃないの?じゃなきゃわざわざ来なくね?」
「付き合ってないってば可愛い後輩らのためにね。不二山が料理作るとか…(笑)みたいな」
「それって…もしかして俺も入ってます?」
「…当たり前じゃん、どうしたの急に」
「お、俺…ナマエさんに嫌われてるとばかり…思ってたんスけど…」
「ええ〜私けっこう新名クンのこと可愛がってるつもりなのに」
「は、ハァ!?じゃあなんでしょっちゅう投げ技仕掛けていくるんスか!!」
「新名クン超投げやすいんだわ」
受身の才能もある。
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「不二山ー?シャワー終わったらこっち手伝ってほしいんだけどー」
「おーいいぞー」
「うわっ、ちょっ…ちゃんと頭拭いてから来いよ〜も〜」
ちょっと止まってから、不二山が頭を振り回し始めた。
「冷たッ、犬か。あっち行きなさいシッシッ」
「ちぇー」
「不二山お前可愛いな…」
「……」
「あれ?新名クンもいたの?風邪ひくから早く着替えなさいよ〜」
「エッ…もっとこう…キャアッ!みたいなのはぁ〜〜〜?」
「ねーわ」
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「ねーぇ新名クーン」
バッ!!
Tシャツの裾を持ってヘソより若干上まで今すぐ脱ぐぞ!!ぐらいの勢いで露出させてみた。
「キャーーーーー!!」
「乙女か」
「おい…ミョウジ…」
「あ、不二山」
「もう高校生なんだし、異性に肌を見せるのはどうかと思う」
「パンツ1枚の人に言われてもちょっと説得力が…」
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