小説
紺野と2人乗り
生徒会の仕事を手伝わされました。

「フゥ〜〜終わったな」
「もう夕方だけどな」
「ありがとう」
「まァいいですけどアイスはちゃんと奢ってね」
「はいはい。今日の帰りでいいよね?」
「買い食いになりますけどいいんですか?私だけ食べて現行犯とかないですよね?」
「ハハハ、僕ってそんなに狡く見えてるのかい?そこまで厳しくないさ」
「そっかァ〜〜じゃあこれからはピアスも免除してくださいよ」
「それはいけない」
「厳しいじゃないの…っていうか、私よりもっと取り締まるべき人達がいるじゃないですか。例えば身近なところで設楽先輩は規定外シャツだしルカは脱色ピアスが完璧アウトだしさァ」
「厳重注意中なんだよ?…これでも」
「何かすいませんね痛いとこ突いて」
「ほら、後ろ乗りなよ」
「わっチャリ二ケツとか!青春っぽくていいですね、久々〜〜」
「そう?桜井兄弟とか柔道部の子とかとよく乗ってるところを見かけるけど…」
「漕ぐ方だけどな」
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青春△とテスト明け
恒例のテスト結果張出し。しかし上位数名とかではなくピンからキリまで余すことなくしかも点数も添えて晒し上げるって結構はば学鬼畜ですよね。

「…ミョウジ、お前頭いいんだな…」
「人は見かけによらないってガチッスね」
「私どんだけ頭悪そうに見えてるの」
「頭悪そうっていうか学力より体力っていうか」
「泣きたい。ちくしょう勉強教えてって柄の奴が1人もいないっていうのが致命的すぎる」

GS2なら起こり得たやつ。
110321




尽君とデート
今日はSNSで知り合った人とのオフ会である。たまたま仲良くなった人なんだけれど、何でも中学までははばたき市いて、高校は他県の学校を受験し現在は下宿中らしい。「夏休みは家に帰るから、よかったら一緒に遊ばないか」というお誘いを頂き、快くお受けした次第である。

「こんにちは〜尽君ですよね?」
「はい、ナマエちゃん?」
「そうです!わぁ本当に会えた…」
「会えるよ、ちゃんと待ち合わせしてるんだから」
「いやそういう意味じゃなくて…もしかしたら尽君が私の妄想の産物な気さえしててね…」
「うわぁ大丈夫かよ。勝手に俺の存在消すなよな」
「申し訳ない」
「はば学?羽学?」
「はば学だよ」
「俺も中学まではば学…ってかもしかして紺野玉緒って知ってる?」
「あぁ…はい紺野先輩には仲良くして頂いています」
「たま俺の幼馴染なんだよ」
「たま…いいあだ名ですね。今度弄ってやろう。あっ弄るってそういう意味じゃなくてね」
「さっきこの近くでたまに会ってちょっと話してたんだけど…あ、いた」
「すごいこっち見てる」
「尽!ミョウジさん!?き、君たちはいったいどういう…」
「デート中」
「デート中ですね」
「さっき言っていた待ち合わせというのは…君のことだったのかミョウジさん…」

尽君イケメンで正直テンションあがった。その後三人でボーリング行って遊んだ。楽しかった。
110324
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