小説
桜井兄弟とココア
「ナマエ、今日の服かわいいあったかいココアみたい」
「あったかいココアて…人間かよ…」
「でもあったかいココアって琥一の方がぽくない?」
「ハァ!?」
「ほら、こうッ…なんか熱い感じとか色的にもさァ〜〜」
「んー…ココアっていうよりチョコレートじゃね?」
「ああ〜〜ホットチョコレートってあるしね」
「それだ」
「それだじゃねぇよふざけんなてめぇら」
「可愛いじゃんね?」
「可愛い超可愛い」
「カワイクねぇ」
110331




設楽とタンポポ
「森林公園もたまにはいいですね〜〜」
「そうだな…ッ!?」
「どうしました?おおっと綿毛見っけふぅ〜〜〜」
「ウワァッ!お前分かってやってるだろ!!」
「ええ〜…綿毛あったら普通やるでしょ〜」
「それを俺の方にやるんじゃない!!」
「設楽先輩そんな装備で大丈夫か」
「……」
「ごめんごめん」 
「……帰る」
「すみませんって〜〜」

設楽先輩は両耳を塞いだまま本気で帰ろうとするので、綿毛を捨てて両手もはらってから先輩の後を追う。ちゃんと謝ってクレープ食べようと誘ったら機嫌を直した。

「……相変わらず琥一やルカと同レベルなんだな」
「(相変わらず…?]」
110412
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