小説
隣の家に引っ越してきたのは5歳年上のお姉さん。優しくて可愛い。けどちょっとぼんやりしてる。でも俺はそこがまた可愛いと思う。変にませてる同級生よりよっぽど良い。恋に恋してるというか、年上の女の人に憧れてるだけじゃんって言われるかもしれないけど、これは絶対に本物の恋だと断言できる。

でなきゃ、他の男のために頑張るお姉ちゃんを見て、こんなにも胸が締め付けられるみたいに苦しくなるはずがない。


これは俺の心の激動の記録である。


主に心が折れるたびに綴られている気がしてならない。でも、そこは今日の凹みまくった心をこのノート上で払拭して、明日こそはお姉ちゃんに振り向いてもらえるように頑張ろうという前向きなスタンスでいこうとしているから許容してもらいたい。そう、今日がダメでも明日頑張れればいいんだよ!!明日っていつ?と問われたら、今の俺には俺は明日は、明日さ…と答える以外ないけれど。気が付けば毎日心が折れてる気もするけど気にしない。俺は気が長いのできっと頑張れる。ファイト俺。

(110619/)
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