ネタ
tns 真田小ネタ

「真田副部長って、胸揉みながら「たまらん〜〜!」とか言うんスか?」

赤也と真田について話している。弱みを握ろうとしているらしい。ただ同じ部活の先輩の猥談なんて楽しいのかな。そして私は同時多発的に後輩からセクハラを受けている気がする。

「え?あー、うん。言うね。どっちかっていうとお尻撫でてるときに言う」
「へぇ意外、あの人絶対おっぱい派でしょ」
「おっぱいも好きだね。でもお尻の方が良いみたい」
「うわっ!ちょっと#名前#先輩!!尻!!!」
「んん〜〜良いではないかぁ良いではないかぁ!」
「もはや揉んでっから!」
「うん、こんな感じ〜〜」
「うっわ絶対ウソじゃん……」
「全部ホントだよ?」

本当の本当なのにな。セクハラ返しとして赤也のお尻を撫でていたら、後ろから両手が掴まれた。やましいことをしていた自覚はあるので、思わず手をあげろ、とでも言われたようなポーズをとってしまった。赤也は「やっべ……さいなら!」と捨て台詞を残し逃げ出した。

「……お前は何をやっている」
「真田?」

怒って…はいないな、あきれた表情とも違う。何だろうこの複雑な顔。

「手、離してほしいな」
「……」

真田は無言で手を離してくれた。捕らえられた宇宙人状態は終わったけど、今度は手を引かれて人気のない階段裏へ連れ込まれた。

「…なぜ赤也の尻を揉んでいた」
「ええ?」
「なぜだ……」
「…赤也のおしり触ってたのそんなに気に入らなかった?」
「……」
「真田はかわいいねえ」
「そんな、女子供を指す言葉など…!」
「でも真田のお尻が一番良い〜〜真田のお尻たまらん〜〜!!」

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お前が言うんかい!的な。
「うーん、やっぱり三強の尻は違うわ、一筋縄ではいかない感じがする」の一言でまた面倒なことになる。


2020/05/27
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